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WhatsApp、自撮り写真から自分そっくりのAIスタンプを作る機能をテスト中

公開 拡散指数 31

報道によると、MetaはWhatsAppのAndroidベータ版で、ユーザーの自撮り写真を元にAIスタンプを生成する新機能を開発しています。数枚の写真を登録後、チャットで「@Meta AI imagine me」と入力するだけで様々な背景の画像が生成可能。写真はいつでも削除できますが、一般公開はまだ先です。

WhatsApp、自撮り写真から自分そっくりのAIスタンプを作る機能をテスト中
画像:techtimes.com

チャットでスタンプを送り合うのは日常的な光景ですが、自分自身の顔をそのまま使ったオリジナルスタンプを、宇宙や森林といった自由なシチュエーションで生成できるとしたら話は別です。

WhatsAppの最新動向を追うWABetaInfoによると、Metaはユーザー本人の容姿を反映したカスタムステッカーを生成できる新機能をWhatsApp向けに開発しています。Android向けのベータ版(バージョン2.24.14.7)でこの機能の存在が確認されました。

一般的な画像生成AIとは異なり、このツールはあらかじめユーザーの顔の特徴を学習し、チャット相手に送るリアクション用の画像として本人そっくりのアバターを作り出します。

自撮りを登録して「自分を想像して」と指示するだけ

機能を利用するには、まずセットアップとして数枚の自撮り写真をアップロードする必要があります。Meta AIがそれらの写真を解析し、顔の特徴を把握します。

一度登録を済ませれば、チャット画面で「@Meta AI imagine me」と入力し、続けて「宇宙空間を漂っている姿」や「深い森の中にいる姿」などのテーマを指定するだけで、指定した場面に自分が入り込んだカスタム画像が生成されます。

個人情報の取り扱いについては配慮がなされています。この機能はデフォルトで無効化されており、利用にはユーザー自身の手動設定が必要です。登録した自撮り写真も、Meta AIの設定画面からいつでも完全に削除できるようになっています。

このステッカー生成機能は現時点で一般公開されていません。Meta AI自体も米国やインドなど一部の地域で試験的に導入が始まった段階で、利用可能な環境ではチャット一覧画面に青いアイコンが表示されます。

モデルの切り替え機能と各社のスタンプ競争

今回のベータ版からは、AIモデルの使い分けに関する機能も見つかりました。

日常的な質問には標準のLlama 3-70Bを使用し、より複雑なタスクには高性能なLlama 3-405Bへ手動で切り替えられる仕様になっています。ただし、最上位のLlama 3-405Bには週ごとの利用上限が設けられており、競合サービスのように将来的な有料プラン導入を視野に入れていることがうかがえます。

メッセージアプリでの画像生成を巡っては、他社も激しい開発競争を繰り広げています。Appleは6月にiMessage内で使えるImage Playgroundや、写真をベースに絵文字を作るGenmojiを発表しました。またGoogleも次期Pixel 9シリーズ向けに、生成AIでオリジナルステッカーを作るCreative Assistantというアプリを開発中だと報じられています。

なぜ重要か

一般ユーザーにとって、これは生成AIの最も手軽で楽しい活用法の一つになり得ます。専門的な画像生成ツールを使いこなす知識がなくても、数枚の自撮りと日常会話の延長にあるプロンプトだけで、自分だけのスタンプが手に入ります。友人同士のグループチャットを一気に盛り上げるきっかけになるはずです。

業界全体を見渡すと、これは巨大プラットフォームによるユーザーの可処分時間争奪戦です。OSレイヤーで攻勢をかけるAppleのGenmojiやGoogleの独自機能に対し、Metaは世界中で使われるWhatsAppという強力な接点にLlamaシリーズを直接組み込むことで、プラットフォームとしての優位性を維持しようとしています。

自撮りデータをいつでも削除できる仕様にした点は、プライバシーの懸念を和らげる意味で賢明な判断だと言えます。しかし、他人の顔写真を無断でアップロードして不名誉なスタンプを作成するような悪用をどう防ぐのかという点は依然として不透明です。正式リリースの際には、なりすましやハラスメントを防ぐ厳格なセーフガードが機能しているかどうかが厳しく問われることになります。

情報源 (1)

  1. [1]
    techtimes.com(新しいタブで開きます)原文techtimes.com

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