Meta Connect開幕へ:ザッカーバーグ氏、AIチャットボットとQuest 3を発表予定
米Metaのマーク・ザッカーバーグCEOはConnect開発者会議で、ヘッドセット「Quest 3」や新たなAIチャットボットを発表する見通しだ。TikTokとの競争が激化する中、AIを活用した機能でFacebookやInstagramの利用者の関心をつなぎ留める狙いがある。

過去2年でメタバース事業に200億ドル以上を投じながら、苦戦を強いられてきたMetaが、生成AIを主軸に据えた反撃に打って出ました。
9月27日に開催された開発者会議「Meta Connect」にて、マーク・ザッカーバーグCEOは最新VRヘッドセット「Quest 3」、次世代スマートグラス、そして有名人をモデルにしたAIチャットボットを発表しました。
有名人の人格を持つAIと新世代ハードウェア
今回のAI機能では、スヌープ・ドッグ、トム・ブレイディ、MrBeast、ケンダル・ジェンナーといった著名人をベースにした十数種類のキャラクターAIが登場しました。
料理のアドバイスをくれるシェフのMaxや、執筆を手伝うLilyなど実用的なボットも用意されています。
これらのAIは米国でベータ版として提供され、WhatsApp、Messenger、Instagramで利用できます。現在はテキスト対応のみですが、来年初頭には音声対応が予定されています。検索にはマイクロソフトのBingが使われ、独自の画像生成モデルEmuによる画像やスタンプの作成も可能です。
ハードウェア面では、混合現実機能を強化した「Quest 3」が499ドルで10月10日に発売されます。また、第2世代となる「Ray-Ban Meta」スマートグラスは299ドルで10月17日に登場します。カメラでの撮影やライブ配信に加え、Meta AIとの対話にも対応します。
なぜ重要か
2万人以上の人員削減を行い、TikTokとの激しい競争にさらされる中、Metaにとって最重要課題はユーザーのエンゲージメント維持です。有名人AIというアプローチは一見エンタメ偏重に見えますが、既存の巨大なメッセージング基盤で日常的に使わせる施策としては理にかなっています。
ユーザー視点では、専用アプリを開くことなく普段のチャット上で画像生成や情報検索を試せる手軽さがあります。ただし、テキストチャットだけでは飽きられるのも早いため、来年予定の音声対話がどの程度自然に機能するかが普及の鍵を握るでしょう。
業界への影響としては、299ドルのスマートグラスにマルチモーダルAIを載せてきた点が注目されます。かさばるVRゴーグルよりも、日常的に身につけるメガネこそがAIの視覚と聴覚を担う本命デバイスになる可能性を示しています。
情報源 (4)
- businessinsider.com(新しいタブで開きます)原文businessinsider.com
- breitbart.com(新しいタブで開きます)報道breitbart.com
- engadget.com(新しいタブで開きます)報道engadget.com
- yahoo.com(新しいタブで開きます)報道yahoo.com
トピックを追うMetaのソーシャルプラットフォームへの生成AI統合
- Instagram、ストーリーズ向けAI背景編集ツールを米国内で提供開始
- Instagram、性格や趣味を自由に設定できる「AIフレンド」を開発中か
- Meta、28体のAIキャラにSNSアカウントを開設 著名人の顔でDM会話も可能に
- MetaがSNS横断のAI機能を発表:会話AIや有名人アバター28種が登場
- Meta Connect開幕へ:ザッカーバーグ氏、AIチャットボットとQuest 3を発表予定この記事