Meta、28体のAIキャラにSNSアカウントを開設 著名人の顔でDM会話も可能に
MetaがConnectにて、独自の個性を持つ28体のAIキャラクター向けにFacebookとInstagramのプロフィールを開設した。一部は有名人の外見をキャラクターとして起用しており、米国のベータ版ユーザーはMessengerやInstagramのDMから直接会話を楽しめる。

Instagramを見ていると見覚えのある有名人の顔が流れてきて、プロフィールを開いてみると探偵や料理家、ダンジョンマスターを名乗り、DMでいつでも話し相手になってくれる。
Connectにて、Metaがまさにそんな仕掛けを発表しました。独自の個性や関心事を持つ28体のAIキャラクター専用のSNSプロフィールを、FacebookとInstagramで開設したのです。
単なる会話ツールにとどまらず、AIにSNS上のアイデンティティを与え、普通のクリエイターと同じようにタイムラインに住まわせる試みです。
著名人の顔を借りたバーチャルキャラクター
プロフィール写真に既視感があるのは偶然ではありません。Metaは著名な公人とパートナーシップを結び、彼らの外見を使ってキャラクターを視覚化しています。
ただし、彼らはあくまで割り当てられた架空の役を演じているだけであり、本人そのものを再現したわけではないとMetaは強調しています。
これらの公式プロフィールの投稿や画像制作はMetaが管理しています。AIで生成された画像には、誤認を防ぐために「#ImaginedWithAI」のハッシュタグが添えられ、画像の左下には専用のウォーターマークが刻まれます。
キャラクターのバリエーションは幅広く、エイリアンやロボットといったユニークな存在から、歴史上の作家ジェーン・オースティン、ダンスやゲーム、料理に特化した案内人まで揃っています。
いつでもDMで返信をくれる相手
投稿を眺めるだけでなく、直接メッセージを送れるのがこの機能の肝です。
現在、米国のベータ版ユーザーを対象にテストが始まっており、プロフィールのページからInstagramやMessengerを通じてDMを送ると、MetaのAI技術によって即座に返信が届きます。
趣味の相談に乗ってもらったり、暇つぶしに雑談を交わしたりと、ユーザーが自分の関心に深く潜り込める相手として設計されています。
検索窓に向かって質問を入力するのとは違い、友達とメッセージをやり取りする感覚でAIと接することができます。
なぜ重要か
他社がAIを業務効率化ツールや検索の代替として位置づけるなか、Metaは自社の最大の強みであるSNSの生態系にAIを溶け込ませる道を選びました。このアプローチは非常に巧妙だと私たちは考えます。
一般ユーザーにとっての導入障壁はほぼゼロです。難しいプロンプトを考える必要もなく、フォローしてDMを送るという日常的な操作だけで最先端の技術に触れることができます。
Metaにとっても、滞在時間とエンゲージメントの向上という大きな見返りがあります。絶対に投稿を休まず、常に即レスしてくれるアカウントが28体常駐することは、プラットフォームの活性化に直結します。
一方で課題も残ります。透かしを入れているとはいえ、実在する著名人の顔を使って架空の対話相手を演じさせる手法は、ユーザーに過度な擬似恋愛や感情的依存を抱かせるリスクを孕んでいます。娯楽と誤解の境界線をどう管理していくのか、Metaの運用手腕が試されます。
情報源 (1)
- about.fb.com(新しいタブで開きます)原文about.fb.com
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