Meta、画面と筋電リストバンド付きのスマートグラスを発売か 1000ドル超の予定
Bloombergの報道によると、Metaは2025年後半にコードネーム「Hypernova」と呼ばれるHUD搭載スマートグラスを1000〜1400ドルで発売する見込みです。右レンズ下部に小型ディスプレイを備え、同梱の筋電リストバンドにより指をつまむ動作で操作できます。自社ブランドとして初の画面付きモデルとなります。

メタが、ディスプレイ付きスマートグラスの本格投入に向けて動き出しました。
BloombergのMark Gurman記者によると、メタはHUDを搭載したスマートグラス(コードネーム:Hypernova)を2025年末に発売する計画です。価格は1000ドル以上、場合によっては1300ドルから1400ドルに達すると報じられています。これまでのRay-Banブランドではなく、メタ初の自社ブランド製品になる見込みです。
右レンズの極小画面と筋電リストバンド
Hypernovaは、現行のRay-Ban Metaが備える通話や音楽再生、Meta AI、カメラ機能を引き継ぎつつ、右レンズ下部に単眼の極小HUDディスプレイを内蔵します。
視線を少し下に向けると、地図やカメラ、写真などのアプリ画面や、スマートフォンからの通知が確認できます。カメラ画質も引き上げられ、メタ社内では現行機をiPhone 11相当、HypernovaをiPhone 13相当の水準に引き上げることを目指しています。The Informationの事前報道によると、重さは現行の約50グラムから約70グラムに増加する見込みです。
最大の注目点は操作方法です。ツルのタッチ操作に加え、製品パッケージに筋電位(sEMG)センサーを搭載したニューラルリストバンドが同梱されます。手首をひねって画面をスクロールし、親指と人差し指をつまむピンチ操作で決定できるため、腕を上げ続けずに操作が完結します。折りたたみ可能な三角柱形状の充電ケースも用意されます。
スポーツ向けモデルと今後のAR計画
今回の自社ブランド製品と並行して、アイウェア大手エシロールルックスオティカとの連携も続きます。中央にカメラを配置したサイクリストやアスリート向けのOakley Metaグラスが年内に登場する見込みです。
さらに2027年には両眼にディスプレイを備えたHypernova 2や、ガラス素材を採用した真のARグラスArtemisの投入が計画されています。ただしGurman記者によると、社内では中途半端なHUDグラスを継続すべきか、画面なしモデルと本格ARグラスの2極に絞るべきか、議論が続いているといいます。
なぜ重要か
私たちが最も注目すべきだと考えるのは、HUDの表示そのものよりも、神経筋電リストバンドを同梱する判断です。
屋外でメガネのフレームを何度もタップしたり、音声アシスタントに話しかけ続けたりするのは周囲の目が気になります。腕を体の横に下ろしたまま微細な手の動きで操作できるようになれば、ウェアラブル端末の実用性は劇的に向上します。
一方で、1000ドルを超える価格設定は大きなハードルです。現行モデルが普及したのは、ファッションブランドのRay-Banとして約300ドルで買える手軽さがあったからです。ブランド名を外し、重量が約20グラム増え、価格が数倍に跳ね上がるとなれば、一般層が手軽に手を伸ばせる製品ではなくなります。
実質的には、将来の本格的なAR時代に向けたギークや開発者向けの先行検証デバイスと見るのが自然です。手軽に撮影や音楽を楽しみたいなら現行のRay-Ban Metaで十分ですが、未来のインターフェースをいち早く体験したい層にとって、Hypernovaは見逃せない1台になりそうです。
情報源 (3)
- bloomberg.com(新しいタブで開きます)原文bloomberg.com
- uploadvr.com(新しいタブで開きます)報道uploadvr.com
- themunicheye.com(新しいタブで開きます)報道themunicheye.com
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