Meta、次期スマートグラスに顔認識対応の常時監視モードを搭載か
米The Informationの報道によると、Metaはコードネーム「Aperol」「Bellini」と呼ばれる次期スマートグラス向けに、常時カメラを起動して顔認識や鍵の忘れ物通知を行う「超感覚」AI機能を開発中だという。現行機でのテストではバッテリーが30分しか持たない課題もある。

街で知り合いにばったり会った瞬間、相手の名前をメガネがそっと教えてくれる未来が近づいています。
The Information によると、Meta は人の顔を名前つきで認識できる「スーパーセンシング(super-sensing)」視覚ソフトウェアを開発中とのことです。同社は来年に向けて「Aperol」と「Bellini」という社内コードネームを持つ2種類のスマートグラスを準備しており、カメラ付きイヤホンの可能性も探っています。
常時オンが生むバッテリーの壁
この機能は「Hey Meta, start live AI」という音声コマンドで起動します。スーパーセンシングモードではカメラと各種センサーが常に作動し、ユーザーが1日を通じて行っている行動をAIが把握し続けます。
顔認識だけでなく、鍵を持たずに演出しようとしたら声をかけて注意を促したり、帰宅途中に買い物を思い出すよう促したりといったアシスタント動作も想定されています。
問題は消費電力です。既存のグラスでテストしたところ、バッテリー駆動時間はわずか30分まで激減したと伝えられています。同社は次期モデルで数時間の連続稼働を目指す方針です。また、製品投入を急ぐため、Meta は社内のプライバシーおよび安全性評価プロセスの見直しにも踏み切ったとされています。
なぜ重要か
人の顔や名前を記憶し、忘れ物をリアルタイムでフォローしてくれる機能は、日常の利便性という意味で極めて魅力的です。ただ、現時点でバッテリーが30分しか持たない以上、一般ユーザーが今すぐ実用性を期待できる段階ではありません。
それ以上に懸念されるのはプライバシーの壁です。常にカメラを回して公共空間で他人の顔を識別する試みは、ウェアラブル機器において最も反発を招きやすい領域です。迅速なリリースを優先して安全評価プロセスを改定したとされる動きも含め、規制当局や世論からの強い警戒感に直面する可能性が高いと私たちは考えます。
情報源 (1)
- theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com