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Meta、生成AIエージェントを数十億人に届ける計画を公表

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Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは決算説明会で、生成AIを全製品に統合し数十億人にAIエージェントを届ける方針を明かした。WhatsAppやMessenger向けのチャット機能、Instagram向けの画像生成ツールなどを開発中で、今後数カ月以内に最初の製品を投入する予定だ。

Meta、生成AIエージェントを数十億人に届ける計画を公表
画像:theverge.com

ChatGPTが爆発的なブームを巻き起こす中、研究者向けに基盤モデルLLaMAを公開した以外は、目立った消費者向け生成AIを出していなかったMetaが、ついに重い口を開きました。

第1四半期の決算説明会に登壇したマーク・ザッカーバーグCEOは、有益かつ有意義な方法で、数十億人のユーザーにAIエージェントを届ける好機を迎えていると語りました。

巨大SNSの全アプリに生成AIを統合へ

Metaの第1四半期決算は売上高が286億ドルとアナリスト予想を上回り、Facebookアプリのデイリーアクティブユーザー数も史上最高の20億人を突破しました。純利益は前年同期比24パーセント減の57億ドルにとどまったものの、プラットフォームの利用者基盤は依然として強固です。

ザッカーバーグ氏は、生成AIが同社の文字通りすべての製品に浸透していくと明言し、今後数か月以内に最初のAIプロダクトを順次リリースしていく方針を示しました。

開発が進められているのは、WhatsAppやMessenger向けのチャット体験、FacebookやInstagramの投稿・広告作成を補助する画像生成ツールです。長期的には動画やマルチモーダルな体験へと広げていく計画です。

とりわけ期待を寄せているのがWhatsAppのカスタマーサポート業務です。数千万ものAIエージェントが企業に代わって対応できるようになれば、これまで人件費の都合でチャット窓口を持てなかった中小企業でも手軽に顧客対応を始められるようになります。

インフラの遅れを取り戻し、メタバースとも融合

Metaはこれまでメタバースへの傾倒にリソースを割いていたため、生成AIを支えるインフラ整備で後れを取っていました。同社はここ数四半期で数十億ドルを投じてデータセンターの刷新を進めてきました。

ザッカーバーグ氏は、AIインフラの整備において遅れはもはや存在しないと強調しました。

また、世間で囁かれているMetaがメタバースから撤退しつつあるという見方は不正確だと否定しました。年内には次期Quest VRヘッドセットの投入を予定しています。

同社にとって生成AIはメタバースを支える重要技術でもあります。将来的にはAIを使うことで、アバターや仮想オブジェクト、仮想空間そのもの、さらにはそれらを結びつけるコードを誰でも簡単に生成できるようになると説明しています。

ただし、コスト負担は依然として重荷です。メタバースを担うReality Labs部門は第1四半期だけで40億ドルの赤字を計上しており、Metaは2023年を通じて同部門の営業損失が前年比でさらに拡大するとの見通しを示しています。

なぜ重要か

私たちは、Metaの参入が生成AIの戦場を「モデル性能」から「日常への浸透力」へと決定的にシフトさせるとみています。OpenAIのようにユーザーがわざわざブラウザを開きに行く世界から、普段使っているSNSのトーク画面にAIが常駐する世界への転換です。

中小ビジネスや一般ユーザーにとって、WhatsAppやInstagramの機能としてAIが組み込まれる恩恵は絶大です。専用プロンプトの知識がなくても、画像編集や一次カスタマーサポートを低コストで日常業務に組み込めるようになります。

業界全体にとっても、Snapなどの競合SNSに対して強烈な牽制となります。検索を押さえるGoogleやオフィスを押さえるMicrosoftに対し、Metaは個人の連絡網という最大の接触頻度を握っているからです。

一方で懸念もあります。Reality Labs部門が毎四半期数十億ドル規模の赤字を垂れ流し続ける中、AIデータセンターの巨額投資が重なり、財務への負荷は避けられません。さらに、数十億人が利用するチャット空間でAIが不正確な情報や不適切な回答を出した場合、同社が受ける社会的・運用の反動はツール単体アプリとは比べものにならないほど大きくなるはずです。

情報源 (1)

  1. [1]
    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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