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業界動向

ジョニー・アイブ氏、OpenAIとのAIハードウェア共同開発を正式に認める

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元Appleのチーフデザイナーであるジョニー・アイブ氏が、OpenAIのサム・アルトマンCEOと新型AIデバイスの開発を進めていることを公式に認めました。元iPhone開発陣が合流し、年内に10億ドルの資金調達を見込んでいますが、具体的な製品仕様や発売時期はまだ未定です。

ジョニー・アイブ氏、OpenAIとのAIハードウェア共同開発を正式に認める
画像:theverge.com

かつてiPhoneを生み出し、世界中の人々を画面に釘付けにした伝説のデザイナーが、今度はその中毒から人々を解放する新しいデバイスを作ろうとしています。

Appleの元最高デザイン責任者であるJony Ive氏が、OpenAIのCEOであるSam Altman氏と共同でAIハードウェアの開発に取り組んでいることを正式に認めました。米The New York Timesの特集記事で明かされたもので、Ive氏がAppleを離れて以来、初めて手掛ける本格的なテックデバイスプロジェクトとなります。

AirbnbのCEOがつないだ10人の精鋭チーム

報道によると、Ive氏とAltman氏を引き合わせたのはAirbnbのCEOであるBrian Chesky氏でした。

このプロジェクトは現在、Ive氏本人と、Steve Jobs氏の妻Laurene Powell Jobs氏が率いるEmerson Collectiveから資金提供を受けています。同紙によると、年内にも最大10億ドルの資金調達を行う見込みですが、昨年10億ドルを出資すると噂されていたソフトバンクグループの孫正義氏についての言及はありませんでした。

チームは現在わずか10人程度ですが、顔ぶれは極めて豪華です。かつてAppleでIve氏とともにiPhoneのデザインを支えた中核人物であるTang Tan氏とEvans Hankey氏が参加しています。

デバイスのデザインはIve氏のデザイン会社LoveFromが主導しており、拠点はサンフランシスコにある広さ3万2000平方フィートのオフィスです。この物件は、Ive氏が同じ区画内で買い集めた総額9000万ドル規模の不動産の一部にあたります。

「iPhoneより社会を邪魔しない」次世代体験

肝心のデバイスがどのようなものになるのか、具体的な詳細はまだ明かされていません。

記事によると、Ive氏とAltman氏は、複雑な指示をこなせる生成AIの力によって、従来のソフトウェアよりもユーザーのために多くのことができる新しいコンピューティングデバイスの可能性を議論してきたといいます。目指しているのは、「iPhoneよりも社会的な混乱や依存を招かない」体験です。

昨年は、初代iPhoneやタッチスクリーン技術に着想を得たデバイスになるのではないかという噂もありました。

しかし、LoveFromの共同創業者であるMarc Newson氏が同紙に語ったところによると、このAI製品が具体的にどのような形になるのか、そしていつ市場に投入されるのかについては、現在もまだ模索している段階です。

なぜ重要か

過去1年間、ピンバッジ型や専用端末などのAIハードウェアが相次いで期待外れに終わる中、Ive氏の本格参入は業界にとって最大の注目株となります。

ユーザーの視点で見れば、いま出回っている専用AIデバイスの多くは、スマートフォンの快適さには遠く及ばず、わざわざ持ち歩く価値を示せていません。Ive氏の優れたプロダクト美学とOpenAIの最先端知能が合流することで、初めて実用的なハードウェアが生まれる期待はありますが、形すら定まっていない現状では待つ以外の選択肢はありません。

業界にとっては、OpenAIがAppleとの協業を強めつつも、独自の端末プラットフォームを諦めていない姿勢が浮き彫りになりました。Altman氏はChatGPTをiOSの機能の一部にとどめるのではなく、Appleの象徴だったデザイナーを巻き込んで次世代のハードウェア覇権を狙っています。

とはいえ、「iPhoneほど生活を邪魔しない」という目標を実現するのは極めて困難だと私たちは考えています。画面を見せないまま複雑な作業をAIに任せるインターフェースは、過去の失敗例を見ても技術的ハードルが高すぎます。Appleという巨大な製造エコシステムを離れたIve氏が、デザインの美しさと実用性をどこまで両立できるかが試されることになります。

情報源 (1)

  1. [1]
    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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