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AIモデル

Google、対話型AI「Bard」を発表 検索にも生成AI要約を導入へ

公開 拡散指数 49

GoogleはLaMDAを活用した実験的な対話型AIサービス「Bard」を発表しました。Web上の最新情報を取り込んで複雑な質問に回答できるのが特徴で、Google検索にも複数の視点を要約するAI機能が順次導入されます。現在は信頼できるテスター向けに公開されており、数週間以内に一般公開される予定です。

Google、対話型AI「Bard」を発表 検索にも生成AI要約を導入へ
画像:blog.google

ChatGPT の急速な台頭に対し、Google がついに反撃の口火を切りました。

Google は 2 月 6 日、同社の大規模対話モデル LaMDA を基盤とする実験的対話型 AI サービス「Bard」を発表しました。まずは信頼できるテスター向けに公開され、今後数週間で一般向けにも提供を拡大する予定です。

さらに Google 検索の刷新も予告され、決まった答えのない複雑な質問に対し、AI が要点をまとめて提示する新機能が導入されます。

軽量版 LaMDA での船出と検索の進化

膨大なアクセスと計算コストを抑えつつ迅速にフィードバックを得るため、Bard には軽量版の LaMDA が採用されました。

Google によると、軽量モデルは必要なコンピューティングパワーが格段に少なく、多くのユーザーへの展開に適しているとのことです。Bard はウェブ上の最新情報を参照し、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の発見を 9 歳児向けに分かりやすく解説するといった用途に使えます。

対話ツールだけでなく、本丸である Google 検索にも生成 AI が組み込まれます。

ピアノの鍵盤の数のような単一の事実だけでなく、「ピアノとギターはどちらが学びやすいか」といった多様な視点が必要な問いに対して、AI がウェブの知見を要約して提示します。

開発者向けには、LaMDA を皮切りとする Generative Language API が来月提供される予定です。先週発表された Anthropic や、Cohere、C3.ai との Google Cloud を通じた提携も推進されます。

パリでの発表と株価急落の波乱

Google はその 2 日後、パリで開催したイベントでさらなる機能を披露しました。

画像とテキストを組み合わせて検索できるマルチサーチ機能や、NeRF 技術を駆使して建物の 3D モデルを生成する Google マップの「イマーシブ ビュー」が紹介されました。

しかし、急ピッチな発表は手痛い代償を伴いました。

デモ動画の中で Bard がウェッブ望遠鏡に関する事実誤認の回答をしたと指摘され、Alphabet の株価は 8% 以上急落しました。一部からは解釈次第で正しいとの指摘もありましたが、市場の動揺を抑えることはできませんでした。

同日にはマイクロソフトが ChatGPT 搭載の新しい Bing を発表しており、検索市場をめぐる緊張は一気に高まりました。

なぜ重要か

私たちは、長年盤石だった Google の検索支配が、これまでにない直接的な脅威に直面していると見ています。

一般ユーザーにとって、Bard はまだ限定公開の段階ですが、検索結果の上部に表示される AI 要約は情報収集の手間を劇的に減らす可能性を秘めています。一方で、デモで起きたハルシネーションが示すように、生成された回答をどこまで信じてよいかという課題は残ります。

軽量モデルで素早くスケールさせる判断は現実的で賢明ですが、競合のマイクロソフトが OpenAI と組んで攻勢を強める中、わずかな精度不足が命取りになりかねません。

最大の問題は、Google 自身のビジネスモデルとの摩擦です。AI が直接答えを出すようになれば、検索結果のリンクをクリックさせて広告収入を得る従来の仕組みが揺らぎます。自社の看板事業を守りながら、自らそれを壊して再定義できるのか、極めて難しい舵取りが求められています。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    siliconangle.com(新しいタブで開きます)報道siliconangle.com

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