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Google、生成AI検索「SGE」を強化:長文記事の要約やコード強調表示に対応

公開 拡散指数 48

Googleは生成AI検索体験「SGE」の新機能として、Web閲覧中に記事の要点を箇条書きでまとめて該当箇所へジャンプできる「SGE while browsing」の実験を開始した。専門用語にマウスを合わせると意味が表示されるプレビュー機能や、生成コードの構文ハイライトにも対応する。

Google、生成AI検索「SGE」を強化:長文記事の要約やコード強調表示に対応
画像:blog.google

長い記事を開いたものの、探している情報がどこにあるかわからずスクロールし続けたり、途中で見慣れない専門用語につまずいて別のタブを開き直したりした経験は誰にでもあるはずです。

生成AIを活用した検索体験であるSGEの提供開始から約3か月、Googleはウェブ上の情報探索を効率化する3つの新機能を発表しました。検索結果の一覧だけでなく、実際のウェブ閲覧にまで生成AIを組み込む試みです。

長文記事の要点をAIが抽出し、該当箇所へジャンプ

今回の目玉は、Search Labsで試験提供が始まった「SGE while browsing」です。まずはAndroidおよびiOS版のGoogleアプリで利用でき、数日中にはデスクトップ版Chromeにも導入されます。

対応するウェブページを開いた状態でタップすると、AIが記事全体の主要なポイントを箇条書きでまとめてくれます。各要点にはリンクが埋め込まれており、タップするだけで該当する本文の段落へ直接ジャンプできるのが特徴です。

さらに「ページ上で探索」という項目も用意され、その記事がどんな疑問に答えているかを一覧化し、関連セクションへ案内してくれます。なお、有料会員限定の記事には要約が表示されず、メディア側が設定で適用を回避できる仕組みも用意されています。

専門用語のホバー定義とコードの構文ハイライト

日常的な学習を支援する機能も追加されました。科学、経済、歴史などの検索結果において、AIの解説文に含まれる特定の用語にカーソルを合わせると、用語の解説や関連する図表がプレビュー表示されます。

また、プログラミング学習やコード生成の機能も改善されました。これまでテキストとして並んでいた生成コードに構文ハイライトが適用され、キーワードやコメント、文字列が色分けされます。これにより、コードの構造やデバッグ時の確認作業が格段にやりやすくなります。

なぜ重要か

調査業務を行うユーザーや日常的に長文を読む人にとって、要約から該当箇所へ即座に移動できる仕組みは大きな時短につながります。専門用語のプレビューも含め、調べ物の途中で思考が中断されるストレスを確実に減らしてくれるはずです。

業界全体を見れば、Microsoftが先行するBing ChatのEdgeサイドバー要約機能や、ニュースアプリArtifactのAI要約に対するGoogleの明確な対抗策と言えます。検索の覇者として、ブラウザ体験そのものに生成AIを統合していく動きは自然な流れです。

私たちは、Googleが単に要約を表示するだけでなく、原文の該当箇所へユーザーをジャンプさせる設計にした点を賢い判断だと考えています。完全にページ閲覧を代替するのではなく送客の形を残した格好ですが、それでもユーザーの滞在時間や広告閲覧が減る懸念は消えておらず、メディア側との緊張関係は今後さらに深まりそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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