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Apple酷似問題で停止のFigmaのAI機能、「First Draft」として再開

公開 拡散指数 38

FigmaはAppleの天気アプリを模倣したとして取り下げていたAI生成機能を「First Draft」と改名して再開した。GPT-4やAmazon Titanなどの既存モデルを活用し、4つのコンポーネントライブラリから低忠実度のワイヤーフレームなどを組み立てられる。現在は限定ベータとして提供中だ。

Apple酷似問題で停止のFigmaのAI機能、「First Draft」として再開
画像:theverge.com

6月に公開された直後、生成結果がApple純正の天気アプリに酷似していると指摘され、取り下げられていたFigmaのAI機能が戻ってきました。

当時「Make Designs」と呼ばれていたこの機能は、ユーザーのプロンプトからアプリのモックアップを自動生成するものでした。Figmaは顧客データでの学習を否定し、市販のモデルをそのまま使っていたと説明していましたが、安全性の検証のために一時提供を停止していました。

今回、名称を「First Draft」に改め、限定ベータ版として再提供が始まっています。

仕組みの開示と4つのライブラリ

再公開にあたり、Figmaはその仕組みを公式ブログで詳しく説明しています。

First Draftはユーザーの作成したコンテンツを一切学習していません。基盤にはOpenAIのGPT-4やAmazon Titanといった既存の商用モデルを採用し、「モデル」「コンテキスト」「プロンプト」の3要素で動いています。

ポイントはコンテキストの部分です。Figmaが用意したモバイルやデスクトップ向けの独自デザインシステムが含まれており、ここにある多数のUIコンポーネントを、AIがユーザーの指示に応じて選び出し、配置して画面を組み立てます。

さらに今回から、目的に応じて選べる4つのライブラリが導入されました。デザインの個性を抑えた低忠実度のワイヤーフレーム用ライブラリを選べば、特定のアプリに似てしまうリスクを避けつつ画面構成の検討に集中できます。見た目の表現を探りたい場合は高忠実度のライブラリを選ぶ、といった使い分けが可能です。

なぜ重要か

生成AIをUIデザインにどう組み込むべきかという問いに対して、Figmaは現実的な落としどころを見つけたと評価できます。

デザイナーにとって、画像として出力されるAIモックアップは編集が難しく、実務ではほとんど役に立ちません。一方、First Draftのように「デザインシステムから既存のコンポーネントを引っ張ってきて並べる」仕組みであれば、出力された段階でレイヤーやオートレイアウトが維持された編集可能なデータになります。特に低忠実度のワイヤーフレーム作成は、白紙恐怖症を解消する実用的なツールになりそうです。

業界全体にとっても、著作権問題と実用性を両立させる手本になります。自由気ままにピクセルを描かせるのではなく、管理されたコンポーネントのオーケストレーション役にLLMを位置づけるアプローチは、今後のUIツールの標準的な形になっていくと考えられます。

情報源 (1)

  1. [1]
    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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