Amazon、Anthropicに数十億ドルの追加出資を検討か:独自チップ採用が条件
米メディアの報道によると、Amazon が Anthropic へ数十億ドル規模の追加出資を協議している。ただし条件として、AI の学習にアマゾン独自開発のチップを使うことを求めているという。Anthropic は Nvidia 製を好むとされるが、今年だけで 27 億ドル超を消費する見通しの中、資金確保のプレッシャーは強い。

ビッグテックがAIスタートアップに小切手を切る際、無条件ということは滅多にありません。AmazonがAnthropicに突きつけた条件は極めて露骨です。
自社開発チップの利用を迫るAmazon
The Informationの報道によると、AmazonはAnthropicに対し数十億ドル規模の追加出資を協議しています。昨年の40億ドル出資に続く大型支援ですが、今回は明確な条件が付きました。AWS上で運用されているAmazon自社製チップを使ってAIモデルを訓練することです。
Anthropic側はこれまでNvidia製チップを好んで使ってきました。しかし、巨額の資金援助を断るのは難しい状況にあります。
AnthropicはAI製品の開発と拡大に伴い、2024年だけで27億ドル超を消費する見通しだと報じられています。同社は数カ月前から評価額400億ドルでの資金調達を進めており、これまでの累計調達額は97億ドルと、OpenAIの219億ドルの半分近くに達しています。
なぜ重要か
Amazonの狙いは非常に明確です。Nvidia依存を脱却してクラウドの利益率を高めるには、Anthropicのような最先端AIを自社製チップで訓練させ、実用性を世界に証明してもらうのが一番の近道だからです。
一方でAnthropicにとっては、成熟したNvidia環境から自社製チップへ移行することで開発効率の低下や技術的トラブルが生じるリスクがあります。それでも年間30億ドル近くを消費するAI競争の中では、背に腹は代えられないというのが実情のようです。
情報源 (1)
- techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com
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