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Zoomが「AI Companion 3.0」発表:エージェント機能とWeb版を新設、単体契約も可能に

公開 拡散指数 38

Zoomはエージェント型ワークフローを備えた「AI Companion 3.0」を発表した。専用Web版(ai.zoom.us)が提供され、会議履歴やGoogle Driveなどから情報を取得してタスクや議事録、文書を自動生成する。無料プラン向けに月額10ドルでの単体提供も開始。Web会議ツールから日常の業務全体を支援するAIアシスタントへの転換を狙う。

Zoomが「AI Companion 3.0」発表:エージェント機能とWeb版を新設、単体契約も可能に
画像:news.zoom.com

Zoomは、通話が終わったら画面を閉じて終わるだけのツールから本格的に脱却しようとしています。

同社は12月15日、自律型ワークフローを中核に据えた「Zoom AI Companion 3.0」の提供を開始しました。会議中の会話をそのまま実際のアクションや成果物へと変えるインテリジェント機能群です。

今回特に注目すべきなのは価格設定です。従来のAI機能は有料プランの上位層向けが一般的でしたが、無料のZoom Basicユーザーにも一部機能の試用が開放されました。さらに、有料ライセンスを契約していなくても、月額10ドルの単体アドオンとしてAI Companionのみを購入できるようになっています。

ブラウザから直接使える作業キャンバスへ

AI Companion 3.0では、ブラウザから直接アクセスできる専用Webインターフェース(ai.zoom.us)が新設されました。

ここでは、会議の要約や文字起こしに加え、連携したGoogleドライブやMicrosoft OneDriveなどの外部ストレージを横断して情報を探すエージェント型検索が利用できます。GmailやOutlookへの対応も予定されています。

議事録や文字起こしを毎回手動でコピペする必要はありません。テンプレートを使えば、会議後のフォローアップメールの下書きやタスク割り振りをワンクリックで作成でき、一日の終わりに業務をまとめる日報レポートも自動生成されます。

文書作成向けにはキャンバスUIを備えた執筆モードが用意され、Markdown、PDF、Word、Zoom Docs形式で書き出せます。さらにカスタム版のユーザー向けには、複数の文書や会議記録をまとめて読み解くディープリサーチモードも用意されました。

裏側の仕組みには、独自モデルにOpenAI、Anthropic、NVIDIA Nemotronを組み合わせた連合型AIアプローチを採用しています。データの暗号化を徹底し、ユーザーの通信データをAIの学習に流用しない方針も明示されています。

今後は、対面での打ち合わせや他社ツールの音声も記録できるMy Notes機能や、自動処理を行うパーソナルワークフロー(現在ベータ版)も順次展開される予定です。

なぜ重要か

現場で働くユーザーにとって、月額10ドルで単体契約できる敷居の低さは魅力的です。社内のメインツールが他にあっても、会議の書き起こしとタスク化のためだけに導入する価値は十分にあります。

業界の視点で見ると、30ドル前後のCopilotやGeminiを自社エコシステムに縛り付ける大手に対し、Zoomはマルチモデル構成でコストを抑え、単体格安ツールとして切り込む巧みなポジションを取りました。

懸念されるのは、GoogleやMicrosoftの外部クラウド連携がどれだけスムーズに機能し続けるかという点です。他社プラットフォーム依存の弱みはあるものの、会議後の面倒な雑務を一掃したい実務担当者にとって、試すリスクの極めて低い有力な選択肢になりそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    news.zoom.com(新しいタブで開きます)原文news.zoom.com

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