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UberでWaymoの自動運転タクシーが配車可能に、まず米フェニックスで開始

公開 拡散指数 36

米WaymoとUberはフェニックス地域で自動運転タクシーの提供を開始したと発表した。UberXやUber Comfortなどの配車時にWaymoの無人車両とマッチング可能になる。競合Cruiseが認可停止となる中、WaymoはUberの配車網を活用して展開を広げる。

UberでWaymoの自動運転タクシーが配車可能に、まず米フェニックスで開始
画像:techcrunch.com

フェニックスで配車アプリのUberを開くと、運転手のいない自動運転車が迎えに来る時代が現実になりました。

米Uberと自動運転技術を手掛けるWaymoは、アリゾナ州フェニックス地域において、Waymoの完全無人車両を利用した配車サービスを正式に開始しました。両社が5月に発表していた提携が、ついに一般向けに稼働した形です。

通常のUber配車からWaymoが選べる仕組み

フェニックス地域の利用者は、UberX、Uber Green、Uber Comfort、Uber Comfort Electricのいずれかを呼ぶ際、配車可能なWaymoの車両が見つかれば、無人車への乗車を選択して確定できます。

もちろん、既存の専用アプリであるWaymo Oneから直接呼ぶことも可能です。Waymo Oneは現在、フェニックス都市圏、サンフランシスコ、ロサンゼルスで一般提供されており、間もなくテキサス州オースティンにも展開される予定です。

5年の積み上げと、失速する競合Cruise

Waymoにとってアリゾナ州は長年の拠点です。5年前に同州チャンドラーでWaymo Oneを開始し、当初のセーフティドライバー同乗期間を経て、数年後に完全な無人運行へと移行しました。

現在、フェニックス地域はWaymoにとって最大のサービスエリアとなっており、週あたり1万回の乗車実績を誇ります。そのうち週1000回は、フェニックス空港のスカイトレイン駅を発着する移動に利用されています。

今回の開始は、競合であるGM傘下のCruiseがつまずいた直後のタイミングとなりました。カリフォルニア州自動車局(DMV)は、Cruiseの公道運行許可を停止したばかりです。

DMVによると、10月2日に歩行者が別の乗用車にはねられた後、Cruiseの無人車の下敷きになる事故が発生しました。10月3日の聴取においてCruise側が映像証拠の一部を開示しなかったとされ、公道走行の安全性が担保できないと判断されたことが停止処分につながりました。

なぜ重要か

一般ユーザーにとって、この連携はロボタクシーの敷居を一気に下げるものです。専門のアプリをわざわざ使わなくても、いつものUberを使うだけで最先端の完全自動運転車に乗れる体験が手に入ります。

自動運転業界全体にとっても大きな転換点といえます。莫大なコストをかけて自前の配車網をゼロから広げるのではなく、Waymoの運転技術とUberが握る膨大な顧客基盤を組み合わせるという、極めて実利的な分業体制が成立したからです。

積極的な拡大を急いで当局の処分を受けたCruiseに対し、フェニックスで5年間着実に運行実績を積み上げてきたWaymoの手法は、結果として非常に賢明だったと評価できます。課題があるとすれば、通常のドライバーを期待していたUberユーザーが、無人車両とのマッチングにどこまで抵抗なく順応できるかという点になりそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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