Neuralinkが脳機インタフェースにGrok統合 念じるだけでAIエージェントがPCを自動操作
Neuralinkは脳内インプラントとAIエージェント「Grok」を連携させた新機能を披露した。ALS患者が頭の中で念じるだけでGrokが画面を自動操作し、iPhone経由で7年ぶりの音声通話も実現した。カーソル操作からAI駆動へと進化し、脳の意図を直接作業に変える道を開いた。
Neuralinkは脳内インプラントとAIエージェント「Grok」を連携させた新機能を披露した。ALS患者が頭の中で念じるだけでGrokが画面を自動操作し、iPhone経由で7年ぶりの音声通話も実現した。カーソル操作からAI駆動へと進化し、脳の意図を直接作業に変える道を開いた。
Neuralinkは臨床試験の最新状況を公開し、麻痺のある被験者が思考だけで電動車椅子の前進、旋回、後退を操作する様子を披露した。脳の運動皮質に埋め込んだ1000個以上の電極信号を解読して車椅子を動かす仕組み。思考による操作が画面上のカーソルから物理ハードウェアへと広がったが、実用化にはまだ治験が必要となる。
Neuralinkは脳コンピューターインターフェースの埋め込み手術を自動化する専用ロボットを公開した。5軸システムや8台のカメラ、OCTスキャナーを搭載し、硬膜を切除せず直接貫通して極細電極を留置できる。2026年の量産に向けて手術の精度と再現性を高める狙いだが、頭蓋骨の切開などは人間の外科医が担当する。
英Financial Timesによると、サム・アルトマン氏とOpenAIが、脳インプラントを開発する新興企業Merge Labsを支援している。イーロン・マスク氏率いるNeuralinkの直接のライバルとなる。アルトマン氏は2017年から人間と機械の融合構想を語っており、両者の対決はAIから脳領域へ拡大した。
Neuralinkは、N1脳インプラントを用いたBCI操作の対象を治験中の補助ロボットアームへと広げる実現可能性試験「CONVOY」の承認と開始を発表した。進行中のPRIME試験の被験者も登録可能で、デジタルな自由だけでなく身体の自由を取り戻す第一歩としている。
イーロン・マスク氏は月曜日、脳インターフェース企業のNeuralinkが日曜日に初の人間へのデバイス埋め込み手術を実施し、患者の経過は順調だとXで明かした。第1弾製品「Telepathy」は、重度の麻痺患者が思考だけで外部機器を操作することを目指す。商業化に向けては、今後も厳格な臨床データの収集と規制当局の審査が続く見通しだ。