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SuperhumanがAI自動下書きを刷新、6割が「修正なし」で送信

公開 拡散指数 37

メールアプリのSuperhumanがAI自動下書き機能を刷新した。AnthropicとOpenAIの最新モデルを併用し、過去のやり取りから口調を学習して重要メールに3通りの返信案を生成する。テスト期間中は生成された下書きの60%が無編集でそのまま送信されたという。

画像:techcrunch.com

これまでのメール自動作成機能は、やたらとテンションが高い営業メールのようだったり、型通りのロボット文章だったりで、結局自分で書き直す羽目になることが大半でした。

メールクライアントのSuperhumanが、自動下書き機能を大幅に刷新しました。今回のアップデートでは、返信が必要な重要メールを自動で見極め、過去のやり取りからユーザー本人の口調を再現した下書きを作成します。

最新フロンティアモデルと選べる3つの返信

従来の即時返信機能はGPT-3.5などの古いモデルがベースになっており、文脈の理解力に限界がありました。共同創業者のRahul Vohra氏によると、今回はアーキテクチャを刷新し、AnthropicとOpenAIの最新フロンティアモデルを組み合わせた混合モデル構成を採用したといいます。

新機能はメールを解析してメインの返信案を作成するだけでなく、ニュアンスの異なる2つのバリエーションも同時に提示します。テスト段階では、生成された下書きの40パーセントが当日のうちに送信され、そのうちの60パーセントは人間が一切手を加えずにそのまま送信されたとVohra氏は明かしています。

設定画面から自分の役職や業務内容、参考資料やリンクを登録して背景情報を学習させることも可能です。また、学習機能も備わっており、記者が「深夜のミーティング承諾」という不適切な下書きを却下した後は、似たような時間帯の提案に対して自動で断りの下書きを生成するようになりました。

なぜ重要か

AIにすべてを任せるのではなく、あえて3つの選択肢を提示して人間の確認を挟む設計にした点は非常に現実的でスマートだと考えます。

毎日のように日程調整や定型的な問い合わせに追われているビジネスパーソンなら、今すぐ試す価値があります。深い思考が必要な重要な相談には向きませんが、返信しないわけにはいかないルーチンワークの負担を確実に削ってくれます。

一方で注意すべきなのは、初期設定では相手の要求を肯定的に受け入れがちな点です。うっかり深夜の予定を承諾してしまうようなミスを防ぐためにも、送信前の目視チェックは欠かせません。PRや営業がAIで大量のメールを送りつけ、受信側がAIでそれを処理するという、マシン同士の不毛な会話が加速する懸念もあります。

Grammarly傘下に入ったSuperhumanは、アプリ間をまたぐアシスタントであるSuperhuman Goの開発も進めています。メールの文脈やユーザーの文体を完全に押さえることで、競合他社が簡単に真似できない強固な囲い込みを進めている動きとして注目されます。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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