本文へスキップ
IFAI

AIツール

Snap、自社製動画生成AIモデルを搭載した「AI Video Lenses」を提供開始

公開 拡散指数 35

Snapは自社開発の動画生成AIモデルを組み込んだ新しい「AI Video Lenses」を発表した。動物と寄り添うシーンやズームアウト演出を生成できる。月額15.99ドルの有料プラン「Snapchat Platinum」向けに提供され、毎週新作が追加される予定だ。

Snap、自社製動画生成AIモデルを搭載した「AI Video Lenses」を提供開始
画像:techcrunch.com

Snapchatが、自社開発の動画生成AIモデルを搭載した初の「AI Video Lenses」の提供を開始しました。米TechCrunchが独占で報じました。月額15.99ドルの最上位有料プラン「Snapchat Platinum」の加入者向けに先行配信されています。

カルーセルから選ぶだけの生成動画

Snapは昨年9月のパートナー向けカンファレンスで動画生成ツールを披露していましたが、広報担当者によると、今回のレンズはその基盤技術の最新版を採用しています。

ローンチ時点で用意されたのは3種類です。顔を寄せるとふわふわの動物が寄り添ってくる「Raccoon(アライグマ)」と「Fox(キツネ)」、そして被写体からカメラがズームアウトして花束を抱えている様子を描き出す「Spring Flowers」です。

使い方は従来のレンズと変わりません。画面下のカルーセルからレンズを選び、インカメラまたはアウトカメラで撮影するだけで、AI動画が生成されて思い出(Memories)に自動保存されます。Snapは今後、毎週新しいAIビデオレンズを追加していく方針です。

外部依存からの脱却とコスト削減

SnapはこれまでOpenAIやGoogleのAI技術を機能の一部に組み込んできましたが、現在は自社モデルの開発を急速に進めています。

先月にもモバイル端末向けに軽量化した画像生成AIモデルを発表したばかりです。自社技術に切り替えることで、運用コストを大幅に抑えながら高品質なツールを提供できるとSnapは説明しています。

なぜ重要か

プロンプトを入力して待つのが当たり前だった生成AI動画を、使い慣れたカメラのレンズカルーセルという既存のUIに落とし込んだ点が極めて巧妙です。難しい指示文を書かなくても、誰でもワンタップでAI動画の面白さを体験できます。

一方で、月額15.99ドルの高額プラン限定という点は、動画生成にかかる推論コストが依然として重い現実を物語っています。現段階では一般ユーザーが気軽に試せる段階にはなく、収益性の高いプレミアム会員向けの目玉機能という位置づけです。

それでも、動画生成の領域でライバルのInstagramやTikTokに先んじて具体的なコンシューマー向け機能を実装した意義は大きいといえます。自社モデルによって今後コストをどこまで下げ、無料ユーザーやクリエイターに開放できるかが次の勝負どころになりそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

毎日のAIピックアップ