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Snapchat、ブランド向け「Sponsored AI Lenses」提供開始:自撮りをAI空間に合成

公開 拡散指数 32

Snapchatは企業向け新広告フォーマット「Sponsored AI Lenses」を発表しました。独自の生成AIを活用し、ユーザーの自撮りをブランド指定のAI生成シーン(最大10種)へ瞬時に合成します。3DやVFX制作の手間を省けるのが特徴で、UberやTinderの先行事例では通常レンズ広告より滞在時間が延びたといいます。

Snapchat、ブランド向け「Sponsored AI Lenses」提供開始:自撮りをAI空間に合成
画像:techcrunch.com

自撮りに犬の耳や王冠をつける時代は、そろそろ過去のものになりそうです。ブランドが今求めているのは、ユーザーの顔そのものをAIが生成した世界へと丸ごとワープさせる体験です。

Snapchatはブランド向けの新広告フォーマットとして、「Sponsored AI Lenses」の提供を開始しました。Snap独自の生成AI技術を活用し、ユーザーを没入感のあるAI空間に取り込む体験型広告を作成できるようになります。

3D制作を不要にする「AIレンズ」の仕組み

これまでSnapchatでブランド独自のARレンズを展開するには、多大なコストと時間がかかっていました。3DモデリングやVFXの専門チームを起用し、何週間もかけて素材を作り込む必要があったためです。

Snapによると、今回のAIレンズはそうした3DやVFXの制作工程をほぼ不要にします。あらかじめ用意された生成AIテンプレートを活用することで、広告の制作期間を大幅に短縮できるといいます。

ユーザー側の体験もシンプルです。自撮り写真を1枚撮影すると、Snapのシステムが顔の特徴を解析し、ブランドが設定したプロンプトやポーズに合わせてAI生成シーンの中にユーザーの姿を合成します。

さらに、1つのレンズの中に最大10種類の異なる体験を組み込むことができるため、ユーザーは飽きることなく何度もスタイルを変えて遊ぶことができます。

すでに先行事例も登場しています。Tinderは「My 2025 Dating Vibe」というキャプション付きの個別ビジュアルを生成する広告を展開し、Uberも感謝祭をテーマにした変身レンズを実施しました。Snapによると、両社ともに従来の標準レンズを上回る平均プレイ時間を記録したとのことです。

Snapは最近、AI機能の実装を急速に進めています。先月には初の動画生成AIレンズを発表したほか、2月にはモバイル端末向けのテキスト画像生成モデルの研究成果を公開していました。

なぜ重要か

多くのIT大手がチャットボットの収益化に頭を悩ませているなか、Snapは自社の最も強い武器であるスポンサー広告枠に生成AIを直接組み込んできました。このアプローチは非常に手堅く、賢明だと評価できます。

広告主にとっては、これまで高額な予算と長い準備期間が必要だったリッチなARマーケティングの参入障壁が一気に下がります。中小規模のブランドであっても、手軽に体験型プロモーションを実施できるようになります。

ユーザーにとっても、単にタイムラインに流れてくる動画広告を見せられるより、自分が主役になって遊べるコンテンツのほうが抵抗感ははるかに少ないはずです。

懸念があるとすれば、AIによる顔合成特有の不自然さや、テンプレートの使い回しによる飽きが早く訪れるリスクです。ユーザーの好奇心を持続させられるかどうかは、ブランド側がAIを使ってどれだけユニークな文脈を提供できるかにかかっています。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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