Pixel 10/11の仕様が流出:Tensor G5搭載で生成AI動画編集や100倍ズームに対応か
Googleのチップ部門からの内部流出により、Pixel 10および11のAI・カメラ新機能が明らかになった。TSMC製3nmチップ「Tensor G5」により、写真アプリ上での生成AI動画編集や音声による画像補正、Pixel 11での100倍ズームや暗所撮影の強化が計画されている。端末内でのAI処理を大幅に引き上げる狙いだ。
Googleの次世代スマートフォン「Pixel 10」および「Pixel 11」において、カメラ機能とオンデバイスAIが大幅に強化される見通しであることが、社内チップ開発部門「gChips」のリーク情報から明らかになりました。
両モデルの進化を支えるのは、次世代プロセッサ「Tensor G5」です。TSMCの3nmプロセスを採用することで電力効率が大きく改善され、高解像度動画の撮影や負荷の高いAI処理をバッテリーを過度に消費せずに行えるようになると伝えられています。
声で写真を直し、動画も生成AIで直感編集
リークによると、Pixel 10はTensor G5の強化されたTPUを活用し、写真や動画の編集機能を大きく拡張します。
注目されるのが「Video Generative ML」と呼ばれる新機能です。Googleフォトアプリ内で生成AIを直接利用し、撮影後の動画に対して直感的な編集や調整を行えるようにすることを目指しています。
さらに、音声操作で写真のレタッチができる「Speak-to-Tweak」や、簡単なスケッチを描くだけで完成された画像へと仕上げてくれる「Sketch-to-Image」といった機能も準備されている模様です。
100倍ズームとろうそくの明かりで撮れる夜景動画
続くPixel 11では、カメラのハードウェアと暗所撮影能力が一段と引き上げられます。
次世代の望遠レンズと機械学習を組み合わせることで、静止画と動画の両方で最大100倍のズームに対応する計画です。ただし、静止画と動画の間では画質に差が残る可能性があるとされています。
また、被写界深度エフェクトである「シネマティックぼかし」の消費電力が削減されるほか、ろうそくの光ほどの極端な暗所でも鮮明な動画を端末単体で撮影できる「Ultra Low Light Video(またはNight Sight Video)」の搭載も予定されています。
なぜ重要か
動画を日常的に撮影するユーザーにとって、撮影後の面倒な編集作業が「声」や「生成AI」で完結するようになれば、制作の手間は劇的に減ります。手描きの落書きを画像化する機能も含め、Pixelは単なる記録装置から直感的な表現ツールへと変化しつつあります。
業界全体で見れば、静止画の画質競争が頭打ちになるなか、Googleは主戦場を「オンデバイスの動画AI処理」へ明確に移そうとしています。これまでiPhoneの後塵を拝しがちだった動画性能において、暗所撮影や超解像ズームで差別化を図る狙いが見て取れます。
何より、Tensor G5がTSMCの3nm製造へ切り替わると見られる点は極めて合理的です。従来のPixelは発熱やバッテリー持ちに課題を抱えていましたが、効率的なチップ基盤を手に入れることで、重い動画生成やAIモデルを本体内で動かす現実的な道筋が整ったと言えます。
情報源 (1)
- gizmochina.com(新しいタブで開きます)原文gizmochina.com
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