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業界動向

OpenAI、Codex単体の従量課金プラン提供 ChatGPT Businessも値下げ

公開 拡散指数 41

OpenAIはChatGPT BusinessおよびEnterprise向けに、固定席料金不要のCodex専用従量課金プランを導入した。レート制限のないトークン従量制で利用できる。あわせてChatGPT Businessの年額席料を月20ドルに引き下げ、最大500ドルのクレジット付与も行う。

OpenAI、Codex単体の従量課金プラン提供 ChatGPT Businessも値下げ
画像:openai.com

開発チーム向けにAIツールを導入する際、利用頻度が読めない段階から全員分の固定アカウント料金を支払うのは、多くの現場にとって高いハードルでした。

OpenAIはこの課題に対応するため、ChatGPT BusinessおよびEnterpriseのワークスペース向けに、固定席料金のかからない従量課金制(pay-as-you-go)のCodex専用シートを導入しました。

固定費ゼロとトークン従量課金

新設されたCodex専用シートは、月額の固定シート代が発生せず、レート制限(利用制限)もありません。純粋に消費したトークン数に応じて課金される仕組みです。

これにより、プロジェクトやチーム単位で実際にかかったコストを予算に合わせて正確に把握できるようになります。さらに導入支援として、対象のChatGPT Businessワークスペースでは、Codex専用メンバーを1人追加するごとに100ドル、1チームあたり最大500ドルのクレジットが付与されます。

同時に、ChatGPT全体を利用できる通常版ChatGPT Businessの年間契約プランも、1席あたり月額25ドルから20ドルへ値下げされました。CodexはmacOSおよびWindows向けデスクトップアプリに対応し、プラグインや自動化機能との連携も強化されています。

OpenAIによると、ChatGPTの有料ビジネスユーザーは900万人を超え、Codexを毎週利用する開発者は200万人を突破しました。BusinessおよびEnterprise内でのCodexユーザー数は1月以降で6倍に拡大しており、Notion、Ramp、Braintrust、Wasmerなどがすでに開発業務に導入しています。

なお、OpenAIは6月24日付の追記として、Businessプランにおける新規の従量課金Codexシートの提供を終了すると発表しました。既存の従量課金シートは引き続き利用可能です。

なぜ重要か

開発組織にとって、トークン単位の従量課金シートはリスクなしでAIコーディングを試せる理想的な選択肢でした。事前に多額の稟議を通すことなく、特定の重要案件や数人のパイロット検証からスタートし、効果を確認した上でスケールさせることができます。

GitHub Copilotなどの競合が月額固定制を敷く中で、レート制限なしの完全従量課金を提供したのは、開発者の心理的障壁を取り払う巧妙な仕掛けだったと評価できます。少額のクレジット付与も、現場主導でのボトムアップ導入を後押ししました。

一方で、6月にBusinessプランでの新規受付を早々に停止した動きは、このモデル特有の難しさを物語っています。トークン消費のみに依存する価格体系は、インフラの計算リソース管理や収益の予測可能性においてベンダー側に大きな負担を与えた可能性があります。従量課金で開発者を惹きつけつつも、企業向けビジネスの持続可能性をどう担保するかという、AI業界共通の課題が浮き彫りになっています。

情報源 (1)

  1. [1]
    openai.com(新しいタブで開きます)原文openai.com

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