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LinkedIn、GPT-4を活用したプロフィール作成支援と求人作成機能を導入

公開 拡散指数 36

LinkedInはGPTモデルを活用したAI執筆支援機能を発表した。有料のPremium会員向けにGPT-4を用いたプロフィール文の提案を提供し、求人票の作成にはGPT-3.5を採用する。生成された文章にAI使用の明記はされない仕様となっている。

LinkedInの自己紹介文を書く作業は、多くのビジネスパーソンにとって気の進まないものです。自分の経歴を魅力的に見せたいものの、過剰な自己アピールにも見せたくないというジレンマがあります。親会社であるMicrosoftのAIシフトが進む中、LinkedInはその作業をAIに任せる機能を投入しました。

米LinkedInは、プロフィール作成や求人票の作成を支援する生成AI機能を発表しました。興味深いのはモデルの使い分けです。個人ユーザーのプロフィール作成にはGPT-4を、採用担当者向けの求人票作成にはGPT-3.5を採用しています。

個人プロファイルにはGPT-4、求人票にはGPT-3.5を配備

プロフィール作成支援機能は、有料プランのPremium会員向けに順次提供されます。自分の職務経歴は分かっていても、目を引く文章にまとめるのが苦手なユーザーを想定した設計です。

ユーザーが過去の実績や経験を入力すると、AIが最も重要なスキルを抽出し、プロフィール上部の見出しや自己紹介欄(About)向けの自然な文章を提案します。LinkedInの案内文では、この機能を使うことで機会に恵まれる可能性が約2倍になるとアピールされています。

採用担当者向けの機能も仕組みは似ています。職種名や企業名などの基本情報を入力するだけで、AIが求人票のベースとなる文章を自動生成します。また、これに合わせてLinkedIn LearningでもAI関連の100講座を整理し、新たに生成AI特化の講座を20講座追加しました。

AI生成のラベル表記は見送り

利便性が高まる一方で、職業プラットフォームとしての透明性には疑問符がつきます。

LinkedInはメディアの取材に対し、生成された文章にAIが関与したことを示すラベルを付ける予定はないと回答しています。つまり、採用側はその紹介文が候補者自身の文章力や思考力を反映したものなのか、単にAIボタンをクリックして作られたものなのかを判断できません。

定型句が多い求人票とは異なり、個人のプロフィールは対人関係や信頼の出発点です。誰もが同じようなGPT-4の語り口で自分を装うようになれば、かえって面談時のギャップが広がり、採用側の見極めコストが増える恐れもあります。

なぜ重要か

ユーザー視点では、特に文章作成や英語での自己アピールに苦手意識を持つ層にとって、体裁の整ったプロフィールを手軽に作れるメリットはあります。ただ、これだけのために高額なPremiumプランに加入する価値があるかと言えば疑問で、通常の対話型AIに下書きを作らせるだけでも十分代替可能です。

ビジネスモデルの観点から見ると、LinkedInの設計は極めて実用的です。高単価なPremium会員の獲得には最新で推論コストの高いGPT-4を当て、大量の求人作成を処理する採用ツールには低コストなGPT-3.5を割り当てています。コストと訴求力のバランスを取った手堅い配分と言えます。

しかし、プラットフォーム全体の健全性という面では懸念が残ります。AIの関与を開示しない方針を採ったことで、タイムラインや検索結果は似通ったトーンの自己紹介文で溢れることになります。求職者がAIで自己紹介を書き、企業がAIで求人票を作り、AI同士がマッチングを行うような形式的なやり取りが加速するリスクを孕んでいます。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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