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Instagram、年齢詐称の未成年をAIで検知し保護設定に強制移行するテストを英・加・豪へ拡大

公開 拡散指数 31

InstagramはAIを用いて未成年と推測されるユーザーを自動的に「ティーンアカウント」に移行させるテストを英国、カナダ、豪州へ拡大すると発表した。成人の生年月日で登録されていてもAIで判定し、DMや閲覧制限を適用する。

Instagram、年齢詐称の未成年をAIで検知し保護設定に強制移行するテストを英・加・豪へ拡大
画像:about.instagram.com

SNSの登録時に年齢を適当にごまかすのは、昔からよくある手口でした。

しかし、Instagramではその嘘が通用しなくなりつつあります。Metaは9月22日、登録された生年月日にかかわらず、AIで10代と思われるユーザーを検出して保護設定に強制移行させるテストを、英国、カナダ、オーストラリアへと拡大すると発表しました。

米国で先行して導入されていた仕組みを広げるもので、たとえ成人として登録されていても、AIが18歳未満だと判断すれば容赦なく「ティーンアカウント(Teen Accounts)」の保護対象に配置されます。

プロフィールで大人を名乗っても、AIは見抜く

この機能のポイントは、自己申告の数字ではなくAIによる推定に基づいている点です。18歳未満と疑われたアカウントには、自動的に接触制限や閲覧コンテンツの制限が適用されます。

さらに最近導入された制限により、対象のユーザーはライブ配信を行えなくなるほか、ダイレクトメッセージ(DM)内で不適切な画像を自動的に隠す保護機能をオフにすることもできなくなります。

16歳未満のユーザーがこれらの保護を解除するには、親や保護者の承認が必須となります。ただし、AIが成人ユーザーを誤認してしまう可能性に配慮し、誤判定された場合には設定を変更できる救済措置も用意されています。

Metaは同時に、英国、カナダ、オーストラリアの保護者向けに通知の送信を開始しました。小児心理学者のアン=ルイーズ・ロックハート博士ら専門家の知見を借り、正しい年齢を登録することの大切さを子どもと話し合うためのヒントを提供しています。

発表によると、ティーンアカウントにはすでに全世界で5400万人以上の10代ユーザーが登録されています。また、13歳から15歳のユーザーの97%が、自ら保護設定を維持することを選んでいるといいます。

なぜ重要か

保護者にとっては、子どものSNS利用を監視する負担が大きく軽減されます。抜け道を探して年齢を偽る子どもに対し、家庭内での口論に頼るだけでなく、プラットフォーム側がシステムとして防御壁を張ってくれる意義は小さくありません。

業界全体にとっても、年齢確認のあり方を大きく変える動きです。これまでSNS各社は「利用者の自己申告」を盾に責任を回避しがちでしたが、AIによるプロアクティブな判定をMetaが標準化すれば、TikTokなどの競合も同様の厳しい対策を迫られることになります。

身分証明書の提出を義務付けることなく、プライバシー侵害の懸念を抑えながらAIで推定する手法は賢明に見えます。一方で、AIの判定精度や誤判定の割合については具体的な数字が公表されておらず、大人のユーザーが誤って制限された際のサポート体制が十分に機能するかどうかという懸念は残ります。

情報源 (1)

  1. [1]
    about.instagram.com(新しいタブで開きます)原文about.instagram.com

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