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Google、AI検索刷新プロジェクト「Magi」を開発中か 来月米で先行公開へ

公開 拡散指数 44

米ニューヨーク・タイムズによると、Google は対話型 AI を組み込んだ検索機能「Magi」を開発しており、来月米国の最大 100 万人を対象に公開する予定です。ChatGPT や Bing の攻勢を受け、サムスンが標準検索の乗り換えを検討しているとされる危機感が背景にあります。

OpenAI の ChatGPT やマイクロソフトの新しい Bing による脅威が、いよいよ Google の足元を揺るがし始めています。

The New York Times によると、Google はこれらに対抗するため、社内で「Magi」というコードネームで呼ばれる新しい AI 検索ツールを突貫で開発しており、来月にもリリースする計画を進めています。さらに秋には追加機能の投入も予定されているとのことです。

ただし、最初から誰でも使えるわけではありません。新機能はまず米国限定で提供され、初期のテスターは最大 100 万人に絞られる見通しです。具体的な機能の詳細はまだ明らかになっていませんが、同社が実験的に公開している対話型 AI「Bard」の技術をベースにした対話型の検索体験になるとみられています。

サムスンが Bing への乗り換えを検討

Google をここまで焦らせているのは、単なる技術的なプライドだけではありません。長年築いてきた巨大な収益の柱が、実際に崩れかけているためです。

同紙によると、サムスン電子が自社スマートフォンなどのモバイル端末に標準搭載しているデフォルト検索エンジンを、Google から Bing に切り替えることを検討しているといいます。このサムスンとの契約は、Google にとって年間約 30 億ドルの収益をもたらす規模のものです。なお、Google はアップルとも同様のデフォルト契約を結んでおり、そちらの規模は年間約 200 億ドルと推計されています。

サムスンが本気で乗り換えを考えているのか、それとも Google の隙を突いて契約交渉を有利に進めようとしているだけなのかは定かではありません。しかし、他社への乗り換えが検討のテーブルに乗ったという事実そのものが、Google 内部に走った衝撃の大きさを物語っています。

Google は対症療法的な Magi プロジェクトとは別に、検索エンジンの根本的な刷新も計画していますが、この新技術をいつ実用化できるかについては明確なスケジュールが立っていません。

画像生成からブラウザ連携まで、後手を防ぐ一手

検索エンジン本体の改修と並行して、Google はマイクロソフトを包囲するためのさまざまな AI ツールの準備も進めています。

報道によると、同社は「GIFI」と呼ばれる画像生成 AI や、「Tivoli Tutor」という語学学習システムの開発に取り組んでいます。

さらに注目されるのが「Searchalong」と呼ばれる機能です。これは Google Chrome ブラウザにチャットボットを直接統合し、閲覧中の Web ページに関する質問にその場で回答してくれるというものです。これは明らかに、マイクロソフトが自社の Edge ブラウザに搭載した「Bing AI サイドバー」を強く意識した機能といえます。

なぜ重要か

一般ユーザーの視点で見れば、来月登場する Magi は米国かつ先着 100 万人という狭き門であり、すぐに誰もが恩恵を受けられるわけではありません。本格的に日常の検索体験が変わるのは、追加アップデートが予定されている秋以降になるでしょう。

業界全体にとって重要なのは、数十年にわたり盤石だった Google の検索シェア争いに、初めてリアルな亀裂が入った点です。サムスンのような主要端末メーカーが、デフォルト検索エンジンとして Bing の採用を真剣に検討したという事実だけで、AI チャットボットが検索の商流を塗り替える力を持っていることが証明されました。

今回の Google の動きを見ると、Chrome 向けの Searchalong を含め、マイクロソフトの出方に合わせた後追いの防衛策という印象が否めません。しかし、Google には Android と Chrome という圧倒的なユーザー接点があります。来月の限定リリースを皮切りに、巨人がどこまで巻き返せるのかが今後の AI 覇権を左右することになりそうです。

情報源 (2)

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    archive.vn(新しいタブで開きます)原文archive.vn
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