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Googleがオープンモデル「Gemma」公開:Gemini技術採用、商用利用も可能

公開 拡散指数 61

GoogleはGeminiの技術を継承した軽量オープンモデル「Gemma」(2Bおよび7B)を発表した。ノートPC上で直接動作する軽快さを持ちながら同規模で最高水準の性能を誇り、企業規模を問わず商用利用が無償で認められている。

Googleがオープンモデル「Gemma」公開:Gemini技術採用、商用利用も可能
画像:blog.google

Gemmaは、GoogleがGeminiの技術をベースに開発した軽量オープンモデルファミリーです。ノートPCやデスクトップPC上で直接動かせる高い実用性を備えています。

ラインナップは2Bと7Bの2つのサイズで、それぞれ事前学習済みのベースモデルと指示チューニング済みのモデルが用意されています。コンテキスト長はいずれも8Kトークンです。

できることと動作環境

Gemmaは、高価なクラウドGPUサーバーを使わずに、ローカル環境で高品質なAIを活用できるように設計されています。

2BモデルはCPUやモバイル端末、IoT機器向けに最適化されており、低スペック環境でも軽快に動作します。7Bモデルはコンシューマー向けGPUやTPUを搭載したPCで快適に動かせる構成です。

利用規約は商業利用を認めており、組織の規模を問わず無償で商用製品に組み込めます。また、開発者が安全なモデルを構築できるよう、モデルの挙動検査や安全フィルター作成を支援するツールキットも同時公開されています。

性能と競合比較

Hugging Faceのベンチマークにおいて、6Tトークンで学習したGemma 7Bはスコア63.75を記録しました。これは同クラスの定番であるMistral 7B(60.97)やLlama 2 7B(54.32)を上回り、格上の大型モデルに迫る実力を見せています。

一方、2Tトークンで学習した2Bモデルのスコアは46.51でした。軽量モデルとしては実用的なものの、同サイズ帯で高評価を得ているMicrosoftのPhi-2(61.33)には及ばない結果となっています。

また、指示追従モデル(Instruct)を使う際は独自の会話タグ形式が指定されているため、プロンプトを渡す際にフォーマットを正しく合わせる必要があります。

入手先と動かし方

主要な開発フレームワークへの対応はすでに完了しています。PyTorch、JAX、Keras 3.0に加え、Hugging FaceのTransformers 4.38から直接読み込むことが可能です。

手軽に試したい場合は、Hugging ChatのWebデモで動作を確認できるほか、KaggleやGoogle Colabの無料枠を使ってすぐにノートブックを実行できます。自社環境で動かす場合はHugging Face Hubからウェイトをダウンロード可能です。

なぜ重要か

ローカル端末で動くAIアプリやエッジ環境での処理を考えている開発者にとって、Gemma 7Bは今すぐ試すべき有力な選択肢です。このサイズ帯でMistralやLlama 2に匹敵、あるいは上回る性能が手に入ります。

Geminiの基盤技術をオープンウェイトとして解放したGoogleの動きは、これまでMetaやオープンソース勢が主導してきたオンプレミス・開発者市場の勢力図を大きく動かすことになります。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    huggingface.co(新しいタブで開きます)報道huggingface.co

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