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Google、検索の「AI Mode」で航空券の価格追跡やホテル直接予約に対応

公開 拡散指数 48

Google は検索の「AI Mode」に旅行向けの 3 つの新機能を追加した。会話内で航空券の値下がり通知設定やマイル・ポイントによる利用額の照会ができるほか、米国では Google Pay を使ったホテルの直接予約も可能になった。ポイント確認機能などはグローバルで利用できる。

Google、検索の「AI Mode」で航空券の価格追跡やホテル直接予約に対応
画像:blog.google

旅行の計画を立てる際、航空会社のサイトやホテル予約アプリ、マイル換算表など、何枚ものブラウザタブを行き来して疲れてしまう人は多いはずです。

Google は 8 月 27 日、検索内の「AI Mode」に旅行関連の 3 つの新機能を追加したと発表しました。航空券の価格追跡、マイルやポイントでの宿泊・搭乗比較、そしてチャット内でのホテル直接予約まで、一連の手続きを会話形式で完結できるようになります。

チャット内で価格変動を監視し、マイル換算も表示

1 つ目の機能は、Google フライトで親しまれている価格追跡機能の統合です。現在 180 以上の国と地域で利用できます。

AI Mode に希望の旅行先や日程を伝えるだけで、300 社を超える提携航空会社や旅行サイトの最新価格が提示されます。値下がりを待ちたい場合は「この価格を追跡して」と頼むだけで、価格変動時にメール通知が届く仕組みです。

2 つ目は、航空会社のマイルやホテルのリワードポイントによる必要数の表示機能です。こちらは世界中で提供が始まっています。

たとえば「アメリカン航空のマイルを使って、10 月 9 日出発のアトランタ発マイアミ行き直行便を探して」と入力すれば、必要なマイル数を即座に割り出してくれます。ホテルのポイント宿泊も同様に確認可能です。

初期パートナーにはアメリカン航空、アラスカ航空、ハワイアン航空のほか、ヒルトンやウィンダムなどが名を連ねています。今後数週間以内にハイアット、ルフトハンザグループ、アコー、エールフランスKLMのフライング・ブルーなども順次追加される予定です。

ページ遷移なしでホテル予約と決済が完了

3 つ目は、AI Mode 内で完結するホテル予約機能です。まずは米国の英語ユーザー向けに順次提供が開始されました。

AI が提案した写真やクチコミ付きの候補リストから宿を選び、手配を依頼すると、予約オプションに「Continue on Google」が表示されます。ここから部屋タイプを選び、キャンセル規約を確認したうえで、Google Pay を使って数タップで支払いを完了できます。

提携先には Booking.com や Expedia、マリオット、IHG、Trip.com など大手が揃っています。なお、決済の販売元および宿泊後のカスタマーサポートは、引き続き各ホテルや旅行予約サイトが担当します。

なぜ重要か

今回のアップデートは、Google の AI Mode が単なる情報要約エンジンから、実用的な「AI 旅行代理店」へと舵を切ったことを示していると私たちは考えます。これまでチャット AI が出力する旅程は実用性に欠ける場面も目立ちましたが、リアルタイムの空席状況や決済、マイル換算まで組み込まれたことで、日常的に使う動機が格段に強まりました。

特に陸マイラーや複数プログラムのポイントを抱えるユーザーにとって、複雑な特典チャートをいちいち調べ直す手間が省ける価値は大きいです。現時点でホテル予約の決済機能が米国の英語圏に限られている点は惜しまれますが、先行して解放されたマイル検索だけでも十分に試す価値があります。

また、Google のビジネス設計の巧みさも際立ちます。ユーザーの滞在時間と Google Pay による決済体験は自社で囲い込みつつ、部屋の在庫管理やキャンセル対応といった面倒な現場業務はすべて OTA やホテル側に委ねています。検索窓が旅行代理店の窓口になることで、従来の旅行ポータル各社は単なるバックエンドの在庫供給役に押し込められるリスクと向き合うことになりそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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