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Google Flightsに「Flight Deals」登場:自然言語で希望を伝えて格安航空券を検索

公開 拡散指数 42

Googleは木曜日、Google Flightsの新機能「Flight Deals」を発表した。日程やフィルターを手動で変更しなくても、希望の旅行イメージを会話形式で入力するだけで、AIが複数社から手頃な航空券を抽出する。今後1週間以内にベータ版が公開予定。

Google Flightsに「Flight Deals」登場:自然言語で希望を伝えて格安航空券を検索
画像:zdnet.com

どこかへ旅行に行きたいけれど、行き先は決まっておらず、とにかく安く済ませたい。これまでのフライト比較サイトでは、日付や出発地を何度も入れ替えながら格安チケットを探す必要がありました。

Google はこの手間を AI に任せようとしています。同社は Google フライト内に新機能「Flight Deals」を追加したと発表しました。旅の希望を普段の言葉で入力するだけで、条件に合った割安な航空券を AI が探し出します。

曖昧な旅行計画を Gemini 2.5 が読み解く

Flight Deals のエンジンには、カスタマイズされた Gemini 2.5 が採用されています。日程や目的地に融通が利き、何よりも節約を重視したい旅行者を想定した設計です。

検索窓には「この冬、おいしいものが食べられる都市へ直行便で 1 週間の旅」や「パウダースノーが楽しめる世界的なリゾートへの 10 日間のスキー旅行」といった自然な文章を入力できます。具体的な都市名を思いついていなくても、AI が意図を汲み取って候補地を割り出し、お得な便を提示します。

表示される価格は航空会社や予約サイトから提供されるリアルタイムのデータに基づいており、従来の Google フライトと同じです。AI はあくまで入力文の解釈と目的地のマッチングを担当しています。

検索結果は割引率の高さ順に並び、割引率が同じ場合は支払総額が低いものが優先されます。割引バッジがない便は純粋に価格の安い順で表示されます。まずはベータ版として、米国、カナダ、インドで今後 1 週間のうちに順次提供が始まる予定です。入力した内容は Google アカウントのマイアクティビティから確認や削除が可能です。

なお、2011 年から続く従来の Google フライト画面も引き続き使え、米国とカナダの路線ではベーシックエコノミーを除外するフィルター機能が新たに追加されました。

なぜ重要か

AI に予約決済まで丸投げさせるのではなく、アイデア出しと条件検索の橋渡しに限定した点は、現実的で賢いアプローチだと私たちは考えています。旅行予約では荷物規定や乗り継ぎ時間などのミスが致命傷になりがちですが、この仕組みなら Gemini のハルシネーション(幻覚)によるトラブルを避けつつ、実用的な安売り情報だけを拾えます。

行き先を決めずに安さ優先で旅程を組める人にとっては、試す価値が十分にあります。何時間もかけて複数の空港を総当たりで調べる作業が一文の入力で済むからです。一方で、日時や行き先が厳密に決まっている出張者などには恩恵が薄いと言えます。

業界全体を見渡すと、これは Google による防衛戦の意味合いが強い動きです。Booking.com や Expedia、インドの MakeMyTrip といった競合各社はすでに AI 機能を組み込んでおり、Perplexity や OpenAI による旅行検索の侵食も始まっています。さらに欧州委員会によるデジタル市場法(DMA)に基づく自社サービス優遇の調査も続く中、Google は既存の強固な価格データベースに生成 AI を掛け合わせることで、旅行検索の入り口としての支配力を死守しようとしています。

情報源 (2)

  1. [1]
    zdnet.com(新しいタブで開きます)原文zdnet.com
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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