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Google検索の「AI Mode」が世界180カ国超へ拡大、飲食予約などのエージェント機能も追加

公開 拡散指数 48

Googleは検索機能「AI Mode」を新たに180以上の国と地域へ英語で提供開始した。あわせて複数サービスを横断して空席を探す飲食店予約などのエージェント機能や、パーソナライズ推薦を追加。エージェント機能は米国のGoogle AI Ultra登録者向けにLabsで先行提供される。

Google検索の「AI Mode」が世界180カ国超へ拡大、飲食予約などのエージェント機能も追加
画像:blog.google

大人数での食事会を仕切る際、予約サイトを何往復もしながら空席と条件を照らし合わせる作業は骨が折れます。Google はその面倒な手続きを検索窓に任せようとしています。

Google は 8 月 21 日、検索向け機能「AI Mode」にエージェント機能とパーソナライズ機能を導入したと発表しました。同時に、これまで米国、英国、インドに限られていた AI Mode の英語環境を、世界 180 以上の国と地域へ拡大しました。

レストラン予約の空席を横断検索

今回の目玉は、AI が検索結果の提示にとどまらず具体的なタスクを実行するエージェント機能です。まずは飲食店の予約から提供を始め、今後は地域のサービス予約やイベントチケットの確保にも広げる予定です。

人数、日時、場所、料理のジャンルといった複数の細かい条件を入力すると、AI Mode が複数の予約サイトを横断して空席状況をリアルタイムで確認します。条件に合った店舗をリスト化し、最終確認ができる予約ページへの直接リンクを表示します。

この機能の裏側では、Project Mariner のリアルタイム Web ブラウジング技術やナレッジグラフ、Google マップが連携しています。提携先には OpenTable、Resy、Tock のほか、チケットや各種予約サービスの Ticketmaster、StubHub、SeatGeek、Booksy などが名を連ねています。

ただし利用のハードルは高めです。このエージェント機能は米国の Google AI Ultra 会員を対象に Labs 経由で実験提供されています。TechCrunch によると、Ultra プランは月額 249.99 ドルという最上位の価格設定です。

検索履歴とマップ連携によるパーソナライズ

エージェント機能と並行して、米国の Labs ユーザー向けにパーソナライズ機能も導入されました。過去のチャット履歴に加え、Google 検索や Google マップで検索・タップした場所の傾向を反映します。

例えば「昼休みが 1 時間しかない」と相談した際、ユーザーがテラス席や植物由来の食事を好む傾向を把握していれば、それに沿った候補が優先的に表示されます。共有されるデータはアカウント設定からいつでも変更可能です。

また、検索結果を他者と共有できる共有ボタンも米国内で追加されました。発行したリンクを渡すことで、家族や友人が同じ検索コンテキストから追加の質問を重ねることができ、旅行やパーティーの共同計画に役立ちます。

なぜ重要か

ユーザーにとって、AI 検索が文章の要約から「実際の行動を肩代わりするツール」へと進化した点は大きな変化です。ただし、月額約 250 ドルという Ultra プランの価格を考えると、今すぐ一般ユーザーが飛びつくべき機能ではありません。

業界全体への影響を見ると、Google は強大な自社アセットを活用した防衛線を敷き始めました。OpenAI などの新興勢力は優れた言語モデルを持っていますが、世界規模の地図データや現地の予約プラットフォームとの直接連携網までは持っていません。

最後の決済まで AI に丸投げさせず、予約直前ページのリンク提示で止めた設計は賢明だと考えます。誤予約や決済トラブルの責任を回避しつつ、トラフィックを求める予約パートナー企業との関係を維持できるからです。今後、この高度なエージェント機能を一般会員へ広げる際に、処理コストと連携の安定性を維持できるかが問われます。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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