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Google検索にAI旅行計画ツール:Canvasで旅程作成、レストランの代行予約も

公開 拡散指数 46

Googleは検索向けのAI旅行機能を発表した。AI Modeの「Canvas」で地図やホテル情報を統合した旅程作成が可能になり、AI格安航空券検索「Flight Deals」を世界200以上の国・地域に拡大。米国のレストラン予約代行にも対応した。

Google検索にAI旅行計画ツール:Canvasで旅程作成、レストランの代行予約も
画像:blog.google

旅行の計画は楽しい作業のはずですが、無数のタブを開いて航空券の価格を比べ、ホテルの立地を調べ、空席を探し回るうちに疲弊してしまう人は少なくありません。

Googleは11月17日、同社の検索機能とGoogleフライトにおいて、AIを活用した旅行計画および予約支援の新機能を発表しました。会話形式で安い航空券を探す機能の世界展開や、旅程を整理する専用キャンバス、外部サイトと連携した代行予約機能などが含まれます。

自然言語で格安航空券を探し、Canvasで旅程を組む

注目点の一つは、Googleフライト内でテスト提供されていた「Flight Deals」のグローバル展開です。8月に米国、カナダ、インドで先行導入されたこの機能が、日本や韓国、英国、フランスなどを含む世界200以上の国と地域へ拡大され、60以上の言語に対応しました。

日付や目的地の細かい検索条件を手作業で入力する代わりに、友人に相談するように行きたい場所や時期、予算感を伝えるだけで、AIが最適な格安航空券を提示してくれます。

また、旅程の作成にはAI Mode内の「Canvas」が活用されます。AI Modeで旅行の要望を伝えてCanvasを作成すると、画面のサイドパネルにリアルタイムの航空券やホテル情報、Googleマップのクチコミや写真がまとまった専用ワークスペースが生成されます。

「ブランチの店に近いホテルにするか、ハイキングコースに近い方にするか」といった条件の比較相談も可能で、作業内容は保存されて後から再開できます。なお、Canvasによる旅行計画は現在、米国のデスクトップ版Labsユーザー向けに提供されています。

代理予約AIがレストランの空席を押さえる

さらに踏み込んだのが、AIがユーザーに代わって空き状況を探すエージェント機能の強化です。米国では今週から、Labsへの登録なしで、AI Modeを使ったレストラン予約機能がすべてのユーザーに開放されます。

人数、日時、希望の料理ジャンルなどを伝えるだけで、AIがOpenTable、Resy、Tockなどの予約プラットフォームを一括検索し、空いている選択肢と予約用の直リンクを表示します。イベントのチケットや美容サロンの予約も、米国のLabsユーザー向けに順次提供が広がっています。

将来的には航空券やホテルの予約もAI Mode内で完結できるよう開発が進められており、ExpediaやBooking.com、マリオット、IHGなどの大手旅行・宿泊企業との連携が進められています。

なぜ重要か

単にAIに観光地のリストアップを頼むだけなら既存のチャットAIでも可能ですが、Googleの強みはマップのクチコミ、検索インデックス、リアルタイムの空席データという圧倒的な自社アセットを持っている点にあります。これらをひとつの画面にまとめ上げられる競合はほとんどいません。

旅行者にとって、大まかな要望を投げるだけで格安路線を探し出せる手軽さは魅力的です。ただ、現時点で多くのエージェント機能やCanvas機能は米国内やLabs環境に限定されており、日本を含むグローバル市場でどこまでローカルな予約サービスと統合できるかはまだ見通せません。

業界の視点で見れば、Googleが外部プラットフォームへの送客役にとどまるのか、それとも検索窓の中ですべての決済を囲い込むのかが大きな分岐点になります。OTA各社との提携を強調してはいるものの、ユーザーとの最初の接点をAIが完全に握ってしまえば、既存の旅行予約サイトが単なるインフラに格下げされる懸念は残ります。AIが便利になればなるほど、プラットフォーム間の力関係は大きく揺らぐことになりそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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