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業界動向

OpenAI、ChatGPTの広告配信を欧州31カ国へ拡大 有料プランは非表示を維持

公開 拡散指数 43

OpenAIはChatGPTの広告配信をドイツやフランスなど欧州31市場へ拡大すると発表した。広告が表示されるのはFreeおよびGoプランのユーザーのみで、Plus、Pro、Enterpriseは非表示が維持される。8月31日からは広告管理画面Ads Managerを通じたセルフ配信も開始された。

OpenAI、ChatGPTの広告配信を欧州31カ国へ拡大 有料プランは非表示を維持
画像:openai.com

OpenAIが広告ビジネスの拡大を一気に加速させています。

今年2月に米国で試験運用が始まったChatGPT Adsですが、開始から半年でヨーロッパ31カ国へと提供範囲を広げました。対象にはドイツ、フランス、スペイン、イタリア、スウェーデン、オランダ、オーストリアなどが含まれ、同社にとって過去最大の広告展開となります。

当初は専任チームや代理店経由での受け付けでしたが、8月末にはAds Managerを通じたセルフサービスの出稿窓口もこれら31市場ですべて開放されました。

広告が出るプランと、整備された配信機能

有料プランのユーザーは、ひとまず今まで通りの環境で使い続けられます。

広告が表示されるのは無料プラン(Free)およびGoプランのユーザーのみです。Plus、Pro、Enterpriseの加入者には広告は一切配信されません。

プライバシーへの懸念に対して同社は、会話内容を広告主に開示したり販売したりすることはないと強調しています。広告枠はChatGPTの通常回答とは明確に区別してラベル表示され、広告が出稿されているからといってAIの生成回答が歪められることはないとしています。

一方で、広告プラットフォームとしての機能拡充はかなりのピッチで進んでいます。すでに世界で数万規模のマーケターが利用しているとされています。

インプレッション課金(CPM)やクリック課金(CPC)だけでなく、コンバージョン最適化にも対応しました。さらに地域ターゲティング、カスタムオーディエンス、独自計測ツールのOpenAI Pixel、Conversions API、外部計測ツールとの連携まで揃えています。

なぜ重要か

一般ユーザーにとって、高度なAI推論を無料で利用し続ける対価として広告を受け入れる段階に入ったことを意味します。製品選びや旅行計画などの実用的な会話の最中にプロモーションを見たくないなら、Plusなどの有料プランへ移行するのが現実的な選択肢になります。

業界全体から見れば、Googleが支配してきた検索連動型広告の領域に対する本格的な挑戦です。従来の検索窓と違い、ChatGPTの対話にはユーザーの目的、予算、悩みが詳しく言語化されています。購入検討の意思決定の瞬間に介入できるため、広告主にとっては非常に費用対効果の高いチャネルになり得ます。

私たちは、膨大な計算資源コストを回収するために広告モデルへ踏み切った判断自体は極めて合理的だと考えています。しかし、プライバシー規制が世界で最も厳しい欧州31カ国へ一気に広げた点には小さくないリスクが伴います。ユーザーが「AIの回答がスポンサーに忖度しているのではないか」と少しでも疑いを持てば、ChatGPTが築いてきた信頼基盤が一気に損なわれかねない点は注視が必要です。

情報源 (1)

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    openai.com(新しいタブで開きます)原文openai.com

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