AppleがiOS 18.4 RC版を配信:優先通知機能や日本語対応を追加
Appleは開発者向けにiOS 18.4とiPadOS 18.4のRC版を配信した。Apple Intelligenceに重要通知をロック画面で目立たせる「優先通知」やImage Playgroundのスケッチ風スタイルが加わり、日本語や簡体字中国語など対応言語も拡充された。正式版は4月初旬に配信予定だ。

朝起きてロック画面を見ると、デリバリーの通知や雑談グループのメッセージで埋まり、本当に大事な連絡を見失ってしまうことがよくあります。開発者向けに配信された iOS 18.4 および iPadOS 18.4 の Release Candidate(RC)版は、まさにこの通知疲れを解消するためのアップデートです。
第4ベータから約1週間でのリリースとなり、重大な不具合がなければ、このバージョンが4月上旬に一般向けとして配信される最終候補となります。
ロック画面の優先通知と、待望の日本語対応
今回の目玉となる Apple Intelligence 機能が「優先通知(Priority Notifications)」です。
AI が届いた通知の内容を判断し、最も重要で急を要するものをロック画面の見やすい専用セクションにまとめてハイライト表示してくれます。
そして日本のユーザーにとって最大のトピックは言語の拡張です。iOS 18.4 では日本語をはじめ、簡体字中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、さらにシンガポールやインド向けのローカライズされた英語が正式に追加されます。
また、画像生成ツール「Image Playground」には手描きスケッチ風のイラストを作れる「スケッチ」スタイルが追加されました。
iPhone から Vision Pro を管理、コントロールセンターに環境音も
AI 以外の日常機能やエコシステム連携も強化されています。
iPhone 上に独立した Vision Pro アプリが新設されました。ヘッドセットを装着しなくても、コンテンツの検索やダウンロード、各種設定の管理、さらにはゲスト利用時の操作を iPhone 側からコントロールできます。
コントロールセンターにはリラックス向けの音楽をすぐに再生できる「アンビエントミュージック」が追加され、iPadOS ではメールの自動分類機能が利用可能になりました。新しい絵文字の追加や、Apple News+ 加入者向けの Food セクション新設も含まれています。
なぜ重要か
私たちは、iOS 18.4 こそが Apple Intelligence の真価を問うアップデートになると考えています。
これまで提供されてきた画像生成や写真の消しゴム機能は、どちらかといえばお試し要素の強いものでした。それに対して、毎日のように大量に届く通知を AI が選別してくれる機能は、あらゆるユーザーが日常的に恩恵を感じられる実用領域です。
ただし、重要な通知を見落とした場合のストレスは計り知れないため、デバイス上のモデルがどれだけ文脈を正確に読み取れるかというプレッシャーは相当なものになります。
それでも、日本語を含む多言語対応が一気に進むことで、北米中心だった Apple の AI 戦略が本格的に世界中で動き出します。iPhone を Vision Pro の司令塔にする動きも含め、ユーザーを自社のエコシステムに引き留める力は一段と強まりそうです。
情報源 (1)
- macrumors.com(新しいタブで開きます)原文macrumors.com
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