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Adobe Stockに新AI機能「Customize」 Photoshopを開かずに素材を直接編集

公開 拡散指数 36

Adobeは素材サービス「Adobe Stock」にFirefly活用の新機能「Customize」を追加した。Photoshopなどの外部ソフトを開かずに、ブラウザ上で画像の拡張やスタイル適用、縦横比の変更が行える。有料プラン会員向けに提供され、利用には生成クレジットを消費する。

Adobe Stockに新AI機能「Customize」 Photoshopを開かずに素材を直接編集
画像:zdnet.com

商用ストックフォトを探していて、構図はいいのにアスペクト比が合わなかったり、色味がサイトのデザインと浮いていたりして、結局Photoshopを開いて微調整に時間を取られる経験は誰にでもあるはずです。Adobeはこの無駄な手間を根本から削りにきました。

Adobeはストック素材サービス「Adobe Stock」において、生成AIを活用した新機能「Customize」の提供を開始しました。別の画像編集ソフトを立ち上げることなく、ブラウザ上のAdobe Stock内で直接画像の編集や調整が完結する仕組みです。

外部アプリを開かず、ブラウザ内で完結するAI編集

この機能は同社の生成AI「Adobe Firefly」をベースにしています。Adobeは2024年にエンタープライズ向けとして背景削除やバリエーション生成などの機能を先行導入していましたが、今回のCustomizeにより、個人向けプランを含む全有料ユーザーへ開放されました。

できることは単なるトリミングにとどまりません。画像の背景拡張やスタイルの適用はもちろん、複数画像を一度に調整することも可能です。プロジェクトの規格に合わせて複数のアスペクト比を一括変更したり、並べる写真同士のビジュアルスタイルを統一したりできます。

地味ながら実用的なのが履歴機能です。AIで試行錯誤していると、何度も生成を繰り返した結果「やっぱり最初のバージョンのほうが良かった」となることがよくあります。Customizeでは検索履歴やAIによる調整履歴が記録されるため、過去の生成結果にいつでも戻ることができます。

利用の流れはシンプルで、画像を検索して選択したら「Customize」ボタンを押し、画像の拡張やスタイルの適用を実行してダウンロードするだけです。現在すでに利用可能で、月額30ドル(素材10点または動画1点)からの有料プランやクレジット購入ユーザーに提供されます。なお、AI生成にはサブスクリプションに含まれる生成クレジットを消費します。

なぜ重要か

マーケターやウェブデザイナー、小規模ビジネスの担当者にとって、この機能は日々の作業時間を直接削ってくれる心強いアップデートです。ストック写真がそのまま使えるケースは稀で、バナーの空きスペースを埋めるために背景を伸ばしたり、トーンを揃えたりする作業がつきものでした。それをダウンロード前に数クリックで済ませられる価値は小さくありません。

業界全体で見れば、Midjourneyなどの台頭で「静止画素材をそのまま売る」ビジネスモデルが揺らぐなか、Adobeのストック事業を延命・進化させる非常に手堅い一手だと評価できます。商用利用の安全性が担保されたFireflyを、素材を探す最初の導線に組み込むことで、競合ツールに対する強固な防壁を作っています。

懸念点を挙げるなら、生成クレジットの消費ペースです。納得がいくまでAIで調整を繰り返していると、あっという間にクレジットが枯渇する恐れがあります。Adobeはこの機能を「今後の展開のプレビューに過ぎない」としており、今後さらに生成機能を追加していく方針ですが、ツールが複雑化しすぎないか、コストパフォーマンスが見合うかは注意深く見ていく必要があります。

情報源 (1)

  1. [1]
    zdnet.com(新しいタブで開きます)原文zdnet.com

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