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xAI、コーディングとエージェント向け新モデル「Grok 4.5」公開

公開 拡散指数 58

xAI(SpaceXSI)はコーディングや知識作業向けモデル「Grok 4.5」を発表した。数万基のNVIDIA GB300で学習され、Cursorとも連携。80 TPSの高速生成と他社比2倍のトークン効率を実現し、価格は1M入力2ドル、1M出力6ドルに抑えた。Grok BuildやCursorで期間限定の無料利用が可能だ。

xAI、コーディングとエージェント向け新モデル「Grok 4.5」公開
画像:x.ai

フロンティアAI各社がベンチマークのわずかなスコア更新を競い合うなか、SpaceXAIは全く異なるアプローチを仕掛けてきました。最先端の推論能力を、いかに高速かつ安価に現場へ届けるかという勝負です。

SpaceXAIは、コーディングや自律型エージェント業務、ナレッジワークに特化した最新フラッグシップモデル「Grok 4.5」を発表しました。数週間前の新規株式公開(IPO)以来、同社にとって初の大規模モデル公開となります。

Cursorと共同訓練、数万基のGB300で実現した高効率

Grok 4.5の大きな特徴は、人気AIコードエディタ「Cursor」と共同でトレーニングされた点です。訓練インフラには数万基規模のNVIDIA GB300 GPUを採用し、複数ステップにわたるソフトウェア開発タスクを数時間継続して自律試行できる非同期強化学習パイプラインを構築しました。

性能面では毎秒80トークンという高速出力を実現しただけでなく、同等クラスの競合モデルと比較して約2倍のトークン効率を達成したと主張しています。タスク解決に必要なステップ数を半分以下に抑え、Forward FutureによるとSWE Bench Proでの平均出力は15,954トークンでした。

モデルはすでにGrok Buildのデフォルトとして採用され、Cursorの全プランおよびAPIで利用可能です。WordやPowerPoint、複数シートの参照や付箋メモに対応したExcel向けプラグインも用意されています。EU地域向けには7月中旬の提供を見込んでいます。

イーロン・マスク氏はX上で、本モデルをAnthropicのフラッグシップに対抗する「Opusクラスのモデル」と表現し、社内評価ではOpus 4.7と同等水準にありながら、圧倒的な高速性と低コストを両立していると強調しました。価格は入力100万トークンあたり2ドル、出力6ドルに設定されており、当面はGrok BuildとCursorで無料提供されます。

なぜ重要か

私たちは、Grok 4.5の登場が「モデル単体の賢さ」から「時間およびコストあたりの実効能力」への競争軸の転換を決定づけたと考えています。

エンジニアや企業にとって、この価格差は無視できません。比較対象とされるOpus 4.7は入力5ドル・出力25ドル、OpenAIのGPT-5.6 Solに至っては出力30ドルです。Grok 4.5が公称通り半分のトークン数で課題を解決できるなら、長時間エージェントを走らせた際の運用コストは数分の一に圧縮されます。Cursorを日常的に使っている開発者であれば、無料期間中に試さない手はありません。

開発者が日常的に作業するCursorと深く結びついて後訓練を行った戦略も極めて巧みです。単体のチャットボットで勝負するのではなく、開発ワークフローの中枢を最初から押さえにいっています。

ただし懸念点もあります。公開された指標を見る限り、Grok 4.5は競合トップモデルの最高スコアにはわずかに届いていません。高度なソフトウェア開発では、どれほど生成が速く安価であっても、わずかなロジックの破綻を人間がデバッグする手間のほうがはるかに高くつきます。このスピードとコストの妥協案が現場の厳しい要件に耐えうるか、今後の検証が待たれます。

情報源 (2)

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    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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