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Robloxが4D生成AIを発表:プロンプトから「実際に運転できる車」を即座に作成

公開 拡散指数 45

Robloxはの開発者会議で、インタラクティブなオブジェクトを生成できる「4D Objects」を発表しました。テキストからドアが開き実際に走る車などを自動生成できるほか、リアルタイム音声翻訳やMCP対応のAIアシスタントも追加され、メタバース制作の敷居が大幅に下がります。

Robloxが4D生成AIを発表:プロンプトから「実際に運転できる車」を即座に作成
画像:techcrunch.com

生成AIがどれだけ綺麗な3Dモデルを作れるようになっても、これまでは「置物」に過ぎませんでした。ドアを開けたり運転したりするには、開発者が骨組みを組み、当たり判定を設定し、スクリプトを書く必要があったからです。

Robloxは年次開発者会議「RDC」で、この常識を覆す「4D Objects」を発表しました。ここで言う4つ目の次元とは、時間ではなく「インタラクション(相互作用)」です。

例えば「近未来的な赤いスポーツカー」とプロンプトを入力すると、ただの見た目だけでなく、ドアが開閉し、プレイヤーが乗り込んでそのまま走らせられる車が生成されます。まずは乗り物や武器などのカテゴリから、第4四半期に限定公開される予定です。

音声でゲームが動き、言葉の壁も消える

制作環境だけでなく、ゲーム内の体験にもAIが全面的に組み込まれます。

開発アシスタント「Assistant」はより自律的なエージェントへと進化し、今月後半にはAnthropicが提唱する「MCP(Model Context Protocol)」に対応します。これにより、FigmaやBlockade Labsといった外部のサードパーティツールとRobloxが直接連携できるようになります。

プレイヤー間のコミュニケーションも大きく変わります。来年から英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語を対象にリアルタイム音声翻訳が導入され、相手が何語で喋っても母国語で聞こえるようになります。

さらに、NPCに10種類の音声で喋らせるText-to-Speech APIや、「ドアを開けろ」「撃て」といった声の指示でゲーム内アクションを発動できるSpeech-to-Text APIも登場しました。

ゲームの拡散を狙う機能として、TikTok風のショート動画機能「Roblox Moments」も13歳以上のユーザー向けにベータ公開されました。最大30秒のプレイ動画を投稿でき、動画から直接そのワールドへ遊びに行くことができます。

収益面でも大きな後押しがありました。Robuxを現金化するDevExの還元レートが8.5%引き上げられ、10万Robuxあたり350ドルから380ドルに増額されました。過去1年間でクリエイターへの支払総額は10億ドルを超えています。

なぜ重要か

Robloxのアプローチは極めて実用的です。ゲーム制作で最も挫折しやすいのは、実はモデリングそのものよりも「動く仕組みや物理演算を実装すること」だからです。

4D Objectsが実用レベルになれば、物理挙動の知識がないティーンエイジャーでも、プロンプトを打ち込むだけで数分でオリジナルのレーシングゲームを立ち上げられるようになります。

大手ゲーム企業がAIを制作コスト削減の道具として見がちなのに対し、Robloxは一般ユーザーをクリエイターに変えるためのブースターとしてAIを使っています。このエコシステムの囲い込み戦略は非常に強力だと考えられます。

一方で、動的なオブジェクトが増えるほど物理バグやすり抜けの制御は難しくなります。さらに音声認識やショート動画の導入により、未成年者の安全対策やコンテンツのモデレーション基準はこれまで以上に厳しい試練を迎えることになりそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    ir.roblox.com(新しいタブで開きます)原文ir.roblox.com
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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