本文へスキップ
IFAI

AIツール

Robloxが動画フィードと新AI発表:運転できる車をプロンプトで生成

公開 拡散指数 36

Robloxはの開発者会議で、ゲーム動画共有機能「Roblox Moments」と新AIツール群を発表した。プロンプトから運転可能な車など動的な3Dオブジェクトを生成可能になるほか、リアルタイム音声翻訳やNPC用音声APIも順次提供される。

Robloxが動画フィードと新AI発表:運転できる車をプロンプトで生成
画像:techcrunch.com

ショート動画アプリがゲーム機能の取り込みを図る中、ゲームプラットフォーム側が逆にショート動画を丸ごと飲み込みました。

Robloxは年次開発者会議「RDC」において、ゲームプレイのハイライトを共有できる縦スクロール型の新機能「Roblox Moments」を発表しました。まずは13歳以上のユーザーを対象にベータ版として提供されます。

プレイヤーはゲーム内のプレイ映像を最大30秒に編集し、BGMや説明文を添えて投稿できます。閲覧者は絵文字でリアクションできるだけでなく、動画の画面からワンタップでそのゲーム内に直接飛び込んでプレイを始めることが可能です。年内には開発者向けAPIも公開され、レースのベストラップ集などゲーム独自のランキング動画システムを構築できるようになります。

動かせる3DオブジェクトのAI生成とクリエイター還元

制作環境のアップデートでも大きな進化がありました。これまでの静止した3Dモデル生成とは異なり、実際に操作して動かせるインタラクティブなオブジェクトをプロンプトから直接生成できるようになります。

まずは乗り物と武器のカテゴリーから対応し、「未来的な赤いスポーツカー」と指示するだけで、ドアが開閉し実際に運転できる車両データが出力されます。さらに、NPCの会話を10種類の英語音声で鳴らせる音声合成APIや、プレイヤーが「撃て!」と叫ぶと大砲が発射される音声認識APIも提供されます。来年には英・西・仏・独の4言語でリアルタイム音声通話翻訳も導入される予定です。

また、クリエイターの収益還元率(DevEx)を8.5%引き上げ、10万Robuxの換金額を従来の350ドルから380ドルに改定しました。上位1000人のクリエイターの平均年収は2020年比で2.9倍となる約100万ドルに達しています。

なぜ重要か

私たちは、このRoblox Momentsがインディーゲームの導線を根本から変える可能性があると見ています。外部のSNSでバズらせてからゲームに誘導するこれまでのやり方は離脱が激しいものでしたが、アプリ内で動画を見てワンタップでゲームに参加できる仕組みは、発見からプレイまでの摩擦を完全にゼロにします。

さらに、単なる見た目の3Dデータではなく「物理挙動と操作スクリプトが組み込まれたオブジェクト」をテキストから生成できる点は、個人クリエイターの開発効率を劇的に押し上げます。専門的なスクリプトを書かずに乗り物やギミックを実装できる価値は非常に高いと言えます。

一方で懸念されるのは、児童保護とコンテンツ審査の負荷です。Robloxは現在、子どもの安全性に関する複数の訴訟に直面しています。投稿前モデレーションや年齢推定システムの導入を掲げてはいるものの、爆発的に増えるUGC動画の安全性をどこまで担保できるかが今後の大きな試練となります。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

毎日のAIピックアップ