Rivianが高速での手放し運転に対応、北米13.5万マイルで利用可能に
Rivianは火曜日、第2世代車両向けアップデートでEnhanced Highway Assistを配信した。米国とカナダの135,000マイルの高速道路で手放し運転が可能で、バックミラーの赤外線カメラが視線を監視する。2026年には一般道への拡大も目指す。

長距離ドライブの疲労感を左右する機能がついに届きました。
Rivianは米国時間の火曜日、第2世代車両を対象に、高速道路で手放し運転ができるハンズフリー機能をソフトウェアアップデートで配信すると発表しました。
新機能「Enhanced Highway Assist」は、米国とカナダの計13万5000マイルにおよぶ対象の高速道路で利用可能です。
これまで同社は、テスラのAutopilotやゼネラルモーターズのSuper Cruiseといった部分自動運転技術で競合に遅れをとっており、待望の機能追加となります。
ハンドルから手を離せても、前方監視は必須
このシステムはステアリング操作、加減速、ブレーキを車両側が制御します。Rivianは、運転のストレスを減らし、目的地により快適に到着できるようにするための機能だと説明しています。
ただし、完全に車に任せきりにできるわけではありません。ルームミラーに内蔵された赤外線カメラがドライバーの視線や注意力を常に監視します。
前方から視線を長く外しすぎると、警告が表示され、最終的にはシステムが自動的に解除されます。
Rivianは2026年にこの適用エリアを高速道路以外の道路へ大幅に拡大する計画です。さらに来年には、低速の渋滞時などに前方を注視する必要もないアイズオフ対応のレベル3自動運転を導入する予定だと明らかにしました。
今回のアップデートは高速走行機能だけにとどまりません。デュアルモーター搭載車向けには、オフロードモード内に「ラリー」モードが追加され、泥道や氷雪路、舗装路でのスロットルレスポンスやハンドリングが鋭くなります。
また、同じくデュアルモーター車のオーナー向けに、一括5000ドルの有料性能アップグレードも提供されます。これを適用すると最高出力665馬力、最大トルク829ポンドフィートに向上し、SportやRally、Soft Sandといった専用モードが解放されます。
このほか、縦列駐車時にサイドミラーが自動で下を向く機能や、アプリから充電ポートの蓋を閉める機能など、細かな利便性向上も含まれています。
なぜ重要か
第2世代のRivianに乗っているユーザーにとって、今回のアップデートは文句なしに試す価値があります。長距離の高速移動が多い人なら、運転に伴う疲労が大幅に軽減されるはずです。
一方で、この機能は刷新されたハードウェアに依存しているため、第1世代のオーナーが取り残される形になっている点は割り切る必要があります。
業界全体で見れば、Rivianは高級EV市場で最大の弱点だった運転支援の遅れをようやく挽回しました。フォードのBlueCruiseやGMのSuper Cruiseがすでに普及している北米において、手放し運転ができないことは明確な販売上の足かせになっていたからです。
今回の仕様を見る限り、視線監視カメラで安全マージンをしっかり確保しつつ、実用的な高速区間から手堅く固めてきた判断は賢明だと言えます。
ただし、来年投入を予告しているレベル3のアイズオフ走行については、法規制や事故時の責任問題などクリアすべき壁が山積みです。各社が足踏みしている領域だけに、同社が公約通りに実現できるかは慎重に見極める必要があります。
情報源 (1)
- theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com