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米Perplexity、検索API「Sonar」公開 外部アプリへリアルタイムAI検索を統合可能に

公開 拡散指数 62

Perplexityは開発者向け検索API「Sonar」および「Sonar Pro」を提供開始した。最大20万トークンのコンテキストに対応し、情報源の引用付きでリアルタイム検索結果を生成できる。通常版は1000検索あたり5ドルで提供される。

米Perplexity、検索API「Sonar」公開 外部アプリへリアルタイムAI検索を統合可能に
画像:venturebeat.com

大規模言語モデルの API を使ってアプリを作ったことがある人なら、学習データの知識カットオフという壁に直面したことがあるはずです。最新の出来事やニッチな技術情報を扱おうとすると、開発者が自前で Web スクレイピングや検索拡張生成(RAG)のパイプラインを組まなければなりませんでした。

90 億ドルの評価額で 5 億ドルの資金調達を発表したばかりの Perplexity が、この課題に正面から挑みます。同社は開発者向けに、リアルタイム検索と出典引用をパッケージ化した「Sonar API」の提供を開始しました。

速度重視と網羅性重視の 2 系統

今回投入された API は、標準版の「Sonar」と高機能版の「Sonar Pro」の 2 種類です。

標準版の Sonar は、応答速度とコストパフォーマンスを最優先に設計されています。コンテキスト長は 12 万 7000 トークンで、シンプルな事実確認やリアルタイム性が求められる日常的な問い合わせ処理に向いています。

一方の Sonar Pro は、複雑なタスクに対応するために設計されました。コンテキスト長は 20 万トークンまで拡大され、裏側で複数の検索クエリを並行して実行します。結果として、通常版の 2 倍の出典リンクが回答に含まれるため、事実確認の信頼性が高まります。

回答の正確性を測る SimpleQA ベンチマークにおいて、Sonar Pro は F 値 0.858 を記録し、標準版の 0.773 や Google の検索接地モデルを上回ったとアピールしています。ただし、海外メディアの The Decoder などは、ネット接続のない標準の GPT-4o や Claude との比較は前提条件が異なる点に注意が必要だと指摘しています。

基盤モデルの詳細は明かされていませんが、同シリーズの初期モデルが Meta の「Llama 3.1 70B」を独自にカスタマイズしたものであることは公表されています。

料金体系とエンタープライズの導入事例

料金体系は「検索回数+トークン従量制」の組み合わせになっています。

検索料金はどちらのプランも 1000 回あたり 5 ドルです。トークン料金は、標準版 Sonar が入力・出力合算で 75 万語あたり 1 ドルに設定されています。これに対して Sonar Pro は、75 万語の入力あたり 3 ドル、出力あたり 15 ドルとなります。

企業向けを意識して、API 経由で処理されたデータはモデルの学習には一切使用されない方針が明記されています。また、検索対象とするドメインの指定や、重複を抑えるパラメータの微調整も可能です。

すでに大手の採用も始まっています。Zoom は自社の「AI Companion 2.0」に Sonar を組み込み、会議中に画面を離れることなく最新情報を参照できるようにしました。また、営業支援ツールの Copy.ai も導入を進めています。

なぜ重要か

Perplexity にとって、この API 投入は企業向け市場で確固たる収益基盤を作るための必然の一手だと考えられます。一般ユーザー向けの有料プランだけで 90 億ドルの企業価値を正当化し続けるのは難しいためです。

開発者にとっての価値は明確です。これまで自前で検索エンジンを契約し、HTML をパースしてプロンプトに流し込んでいた手間が、この API 一本で丸ごと解消されます。営業リサーチツールや社内リサーチアシスタントを作っている現場であれば、今すぐ検証してみる価値は十分にあります。

一方で課題もあります。Perplexity には以前からメディア記事の無断引用をめぐる懸念がつきまとっており、Web 検索特有のレイテンシ増加やハルシネーションも完全には防げません。

今後は、Google や OpenAI が同様の検索グラウンディング機能をどれだけ安価に提供してくるかという価格競争が待ち受けています。Perplexity が先行者利益を維持できるかどうかが、今後の試金石になりそうです。

情報源 (3)

  1. [1]
    venturebeat.com(新しいタブで開きます)原文venturebeat.com
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トピックを追うPerplexity Sonarの開発と競争

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