Perplexity、Sonarモデルを刷新:3段階の検索モード追加、引用トークンは無料化
PerplexityはSonarシリーズの刷新を発表し、用途とコストに応じて選べる高・中・低の3つの検索モードを導入しました。さらに回答内の引用トークンの課金を廃止。ベンチマークでは検索機能付きGPT-4oを上回る精度をより低価格で実現したとしています。

検索と連動する AI をアプリに組み込む際、最大の障壁になるのが不透明な従量課金です。裏でどれだけウェブページを読み込んだかによって、請求額が跳ね上がることが珍しくありません。
Perplexity は主力モデルである Sonar シリーズのアップデートを発表しました。新たな検索モードを導入したほか、これまで課金対象だった引用トークンを無料化しています。
検索の深さを3段階に分割、引用トークンは無料へ
今回の改定は Sonar、Sonar Pro、Sonar Reasoning Pro に適用されます。Sonar Deep Research のみ対象外です。
新たに用意されたのは High、Medium、Low という 3 つの検索モードです。Low は従来の価格帯を維持し、単純な問い合わせ向けにコスト効率を最優先します。
Medium は一般的な用途向けにコストと精度のバランスを取った設定です。High は検索の深さとコンテキストを最大化し、複雑な調査やマルチステップの推論に対応します。
大きな変更点として、回答に含まれる引用元トークンの課金が撤廃されました。今後は根拠となる出典リンクやテキストがどれだけ含まれていても、その分のトークン費用は請求されません。
公式ベンチマークによると、High モードの Sonar は事実の正確性において GPT-4o Mini を上回り、検索付き GPT-4o に迫る結果を示したとされています。上位の Sonar Pro は、さらに高額な競合モデルをも上回ると説明しています。
現行の課金体系は今後 30 日間デフォルトとして維持され、開発者は新モードを任意でテストできます。なお、2025 年 4 月 18 日以降、Sonar Pro と Sonar Reasoning Pro の API レスポンス内の usage フィールドから、引用トークン数と検索結果数が除外されます。
なぜ重要か
開発者にとって、検索連動型 AI のランニングコストを予測しやすくなった意義は大きいです。引用トークンが無料になったことで、コストを抑えるために出典表示を削るといった本末転倒なプロンプト調整をする必要がなくなりました。
業界全体で見れば、OpenAI の GPT-4o など大手ベンダーに対する直接的な価格競争の仕掛けです。高度な検索インフラを低価格で切り売りする Perplexity の手法は、他社にも追随を迫る可能性があります。
賢い施策である一方、監視性の低下には注意が必要です。4 月 18 日以降にレスポンスから引用トークン数や検索ヒット件数が消えるため、検索クオリティの分析をこれらのメタデータに頼っていた現場では、移行前に評価パイプラインの見直しが求められます。
情報源 (1)
- perplexity.ai(新しいタブで開きます)原文perplexity.ai
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