Perplexity、GPT-5.1を有料プラン向けに即座に提供開始
PerplexityはOpenAIの最新モデル「GPT-5.1」をProおよびMax有料会員向けに導入したと発表した。日常会話向きのInstantと高度な推論を担うThinkingの2種が利用可能。CEOは月之暗面の「Kimi K2」も近日追加すると予告した。

OpenAI が最新の GPT-5.1 を発表してからわずか数時間後、競合する AI 検索の Perplexity が即座に自社サービスへの統合を完了させました。
Perplexity の CEO である Aravind Srinivas 氏は X 上で、GPT-5.1 の提供開始を公表しました。月間 1,000 万人以上のユーザーを抱える同サービスの検索エンジンにおいて、最新モデルの利用が可能になっています。
ただし、現時点で使えるのは有料プランの加入者のみです。月額 20 ドルの Pro ユーザーと月額 40 ドルの Max ユーザー向けに限定提供されており、無料ユーザーへの開放は後日、限定的な形になる見込みです。
日常会話と高度な推論、2 つのバリアント
Perplexity 上の GPT-5.1 は、用途に応じて使い分けられる 2 つのモデルが用意されています。
1 つ目は日常の利用に最適化された GPT-5.1 Instant です。より自然で親しみやすい口調で応答し、指示への追従性が高く、事実確認やアイデア出しなどの素早い作業に適しています。
2 つ目は複雑なタスク向けの GPT-5.1 Thinking です。曖昧な表現を減らし、難しい課題に対して自律的に思考時間を調整しながら、明確な論理展開を提供します。
どちらのモデルも専門用語を抑える工夫がされており、「フレンドリー」から「個性的」まで 8 種類のトーン設定や、簡潔さと温かみを調整するスライダーで回答をパーソナライズできます。
モデルの品揃えを競うアグリゲーター戦略
Perplexity の強みは、最先端モデルが登場した瞬間に自社プラットフォームへ取り込むスピード感にあります。
OpenAI が Gemini や Claude に対抗してモデルの改良を続けるなか、Perplexity はその果実を真っ先に有料会員へ届けようとしています。さらに Srinivas 氏は、Moonshot AI の最新モデルである Kimi K2 も間もなく追加すると予告しました。
世界中の先端モデルを検索インターフェースの上に並べ続けることで、ユーザーの囲い込みを狙っています。
なぜ重要か
私たちは、Perplexity の「モデル・セレクトショップ」としての割り切りと執行速度を非常に賢い動きだと評価しています。
ユーザーにとって、月額 20 ドルの Pro プランを契約しておけば、各社の最新モデルが即座に検索付きで試せる環境は極めて魅力的です。個別のツールをいくつも契約する手間とコストを省けるため、日常的に調査を行うビジネスパーソンや研究者なら今すぐ試す価値があります。
一方で、このモデルには明確な弱点もあります。Perplexity は検索機能で直接競合している OpenAI の API に依存しています。もし供給元が制限をかけたり価格を引き上げたりすれば、サービスの優位性は簡単に揺らぎかねません。
Kimi K2 のような他社モデルを素早く取り込もうとしている動きからは、特定ベンダーへの依存を分散させたい意図が透けて見えます。スピード勝負で存在感を示し続けられるかが、今後の生命線になりそうです。
情報源 (2)
- x.com(新しいタブで開きます)原文x.com
- financialexpress.com(新しいタブで開きます)報道financialexpress.com