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OpenAI、ChatGPTの「グループチャット」を世界展開 無料ユーザー含む全プランに対応

公開 拡散指数 53

OpenAIはChatGPTのグループチャット機能を世界各国で順次提供開始したと発表した。先行テストを経て、Free、Go、Plus、Proの全プランのログインユーザーが利用可能に。複数人で同じスレッドに入り、AIを交えた共同作業が可能になる。

これまで ChatGPT とのやり取りといえば、画面に向かって一人で黙々とプロンプトを打ち込む「シングルプレイヤー」な体験が基本でした。誰かと相談したいときは、回答をコピーして LINE や Slack に貼り付けるのが日常茶飯事だったはずです。

OpenAI はこの壁を取り払う決断を下しました。同社は木曜日、ChatGPT のグループチャット機能を世界中の全ログインユーザー向けに正式提供を開始したと発表しました。無料版をはじめ、Go、Plus、Pro の各プランですでに利用可能です。

先週から日本やニュージーランドなどの一部地域で先行テストが行われていましたが、わずか 1 週間でグローバル展開に踏み切った形です。

最大 20 人、AI が空気を読んで会話に参加する

使い方はシンプルです。チャット画面の人型アイコンをタップし、直接招待するかリンクを共有するだけで始められます。

1 つのグループチャットには最大 20 人まで参加できます。参加時に名前やユーザー名、プロフィール写真などの簡単な設定を求められます。既存の個人チャットに誰かを招待した場合は、元の履歴が勝手に共有されることはなく、自動的に新しいグループチャットが作成される仕組みです。

プライバシー面も配慮されています。個人向けの設定や ChatGPT の「メモリ機能」はユーザーごとに隔離されたままで、他の参加者に勝手に共有されることはありません。

面白いのはグループ内での ChatGPT の振る舞いです。OpenAI によると、ChatGPT はグループの会話の流れを把握し、いつ口を挟むべきか、いつ静かに見守るべきかを判断できるといいます。もちろん「ChatGPT」とタグ付けして明示的に呼び出すことも可能です。さらに、絵文字でリアクションを返したり、メンバーのプロフィール画像に言及したりする機能も備わっています。

想定されている用途は、旅行の計画やドキュメントの共同執筆、友人同士の議論の仲裁、共同リサーチなどです。ChatGPT がその場でウェブ検索や要約、選択肢の比較を担当してくれます。

ソーシャルプラットフォームへの脱皮

OpenAI はここ最近、サービスのソーシャル化を急速に推し進めています。9 月には動画を共有できる Sora のソーシャルアプリを立ち上げ、2 週間足らず前には Instant 版と思考版を備えた GPT-5.1 をリリースしたばかりです。

同社が TechCrunch に語ったところによると、グループチャットは ChatGPT が単なるアシスタントから「協調的な環境」へと進化するための第一歩にすぎないとのことです。

なぜ重要か

ユーザーにとって最大のメリットは、これまで発生していた「AI と人間の間の伝言ゲーム」が不要になる点です。友人との旅行計画や仕事のアイデア出しで、誰か一人が AI に聞いてコピペを繰り返す手間がなくなり、全員が同じ画面で AI に追加指示を出せるようになります。日常的に共同作業をする機会があるなら、今すぐ試してみる価値は十分にあります。

業界の視点で見れば、OpenAI がいよいよユーザーの「関係性(ソーシャルグラフ)」を取りに来たことを意味します。これまで多くのサードパーティ製ツールが「ChatGPT を Slack などのグループに組み込む」ことで価値を提供してきましたが、公式がこの機能を標準装備したことで、そうした周辺ツールの居場所は狭まる可能性があります。

ただし、課題もあります。私たちが特に注目すべきは、AI が本当に「空気を読めるのか」という点です。人間同士が盛り上がっている雑談に AI が長文の解説を割り込ませてしまえば、グループの雰囲気は一瞬で冷めてしまいます。便利なお手伝い役にとどまるのか、それとも空気を乱す邪魔者になってしまうのか、日常のリアルな会話の中でそのスマートさが試されることになります。

情報源 (2)

  1. [1]
    @OpenAI(新しいタブで開きます)原文x.com
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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