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業界動向

OpenAIとOracleが提携、Stargateに4.5GWのAIデータセンターを追加へ

公開 拡散指数 43

OpenAIはOracleと提携し、米国で4.5GW規模のStargateデータセンターを追加開発すると発表した。テキサス州の施設と合わせ開発規模は5GWを超え、200万個以上のチップを収容予定。現地ではすでにNvidia GB200ラックが導入され、初期学習が始まっている。

OpenAIとOracleが提携、Stargateに4.5GWのAIデータセンターを追加へ
画像:openai.com

多くのAI企業がサーバーの調達に頭を悩ませる中、OpenAIがインフラを測る基準はすでにギガワットと数百万個のチップへと桁が変わっています。

OpenAIはOracleと提携し、米国内で新たに4.5ギガワット(GW)規模の「Stargate」データセンター容量を開発することで合意したと発表しました。すでに建設が進むテキサス州アビリーンの「Stargate I」と合わせると、開発中の容量は5GWを超え、稼働するチップは200万個以上に達する計算です。

OpenAIは今年1月、ホワイトハウスで今後4年間に5000億ドルを投じ、米国内に10GWのAIインフラを整備すると公約していました。Oracleやソフトバンクとの連携が順調に進んでいることから、当初の計画を上回るペースで進捗しているとしています。

テキサスの現場ではすでに稼働開始

壮大な構想に見えますが、計画はすでに机上の空論を脱しています。

テキサス州アビリーンのStargate Iでは一部の施設がすでに稼働を始めました。Oracleは先月、Nvidia GB200ラックの初回納入を開始し、OpenAIは次世代フロンティアモデルの研究に向けた初期の学習および推論ワークロードの実行に入っています。現場には全米20州以上から熟練電気工や技術者が集まっています。

今回発表された4.5GWの追加開発だけでも、米国内で10万人以上の建設および運用関連の雇用が創出される見込みです。ソフトバンクとも敷地選定や次世代データセンターの設計刷新を進めており、Microsoftも引き続きクラウドプロバイダーとしてStargate構想に関与します。

なぜ重要か

私たちは、この動きがAI開発の主戦場をアルゴリズムの競争から、電力確保と物理インフラの総力戦へと完全にシフトさせたことを示していると考えます。

一般ユーザーや開発者にとって、200万個を超えるチップが稼働することは、将来的に高度なマルチモーダルモデルの推論コストが下がり、処理待ちのない快適な環境が整うことを意味します。ただし、数ギガワット規模の電源敷設には年単位の時間がかかるため、手元のサービスが明日すぐ劇的に変わるわけではありません。

戦略面では、OpenAIがサプライチェーンの分散を巧みに進めている点が目を引きます。これまでのようにMicrosoft Azure一本足打法に頼るのではなく、Oracleのベアメタル構築力、ソフトバンクの資金力と拠点設計、CoreWeaveの即応力を組み合わせることで、交渉力を高めつつボトルネックを回避しようとしています。

最大の懸念は米国の電力網の限界です。数ギガワットもの大電力を安定調達するのは極めて難易度が高く、巨額の設備投資に見合うだけの収益化が追いつかなければ、巨額の固定費負担というリスクが跳ね返ってくる可能性があります。

情報源 (1)

  1. [1]
    openai.com(新しいタブで開きます)原文openai.com

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