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OpenAI、GPT-4 APIを一般提供開始:有料開発者へ即時開放、旧モデルは来年1月廃止へ

公開 拡散指数 54

OpenAIはGPT-4 APIの一般提供を開始し、支払い実績のある全API開発者に8Kコンテキスト版を開放した。あわせてGPT-3.5 TurboなどのAPIも正式版となり、利用の97%を占めるChat Completions APIへの移行を進めるため、旧補全モデルは2024年1月4日に廃止される。

OpenAI、GPT-4 APIを一般提供開始:有料開発者へ即時開放、旧モデルは来年1月廃止へ
画像:openai.com

ウェイトリストに並び続けていた開発者にとって、待ちに待った瞬間が訪れました。

OpenAIはGPT-4 APIの一般提供(GA)を正式に発表しました。過去にAPI利用料の支払い実績がある開発者であれば、誰でも即座に8Kコンテキスト長のGPT-4を利用できます。今月登録した新規開発者についても7月末までにアクセス権が順次開放され、サーバー計算リソースの状況を見ながら利用上限(レートリミット)も引き上げられる予定です。

同時に、GPT-3.5 Turboや画像生成のDALL·E、音声認識のWhisper APIもベータを脱して正式版へと昇格しました。年内にはGPT-4およびGPT-3.5 Turboのファインチューニング機能も提供される見込みです。

チャット形式が97%を占有、旧補全APIは引退へ

今回の発表でもうひとつ注目すべきは、旧来のテキスト補全(Completions)APIの大胆な廃止スケジュールです。

今年3月に会話形式を前提としたChat Completions APIが登場して以来、プラットフォーム上のGPTトラフィックの実に97%がこの新インターフェースへ移行しました。

構造化されたチャット形式は、マルチターン対話やFunction Callingを実現できるだけでなく、システム指示とユーザー入力を明確に分離できるため、プロンプトインジェクション攻撃への耐性を大幅に高められます。これに伴い旧補全APIは「レガシー」扱いとなり、今後はすべての改善がチャット形式に一本化されます。

2024年1月4日までに移行が必要なモデル

既存の補全モデルは、2024年1月4日をもって完全に提供終了となります。

adaやdavinciなどの初期GPT-3ベースモデルは、後継となるbabbage-002やdavinci-002へ自動移行されます。また、幅広く使われてきたtext-davinci-003のユーザーは、新設されるgpt-3.5-turbo-instructへの手動切り替えが必要です。

旧世代の埋め込み(Embeddings)モデルもすべてtext-embedding-ada-002へ統一されます。ベクトルデータの再生成には金銭的コストが伴いますが、OpenAIはこの再埋め込みにかかる費用を全額負担すると明言しました。

なぜ重要か

GPT-4の全面開放は、生成AIを活用した本格的な商用プロダクトが一気に量産段階へと突入することを意味します。これまではアクセス権の制限からGPT-3.5で妥協していたスタートアップも、より高度な推論と安全性を備えたGPT-4を本番環境へ一斉に組み込めるようになります。

また、旧来の補全モデルを切り捨てて構造化APIへ開発者を誘導する動きは、極めて理にかなった判断です。自由入力に頼る旧型APIは安全対策が難しく、企業利用の足かせになっていました。ここを整理したことで、プラットフォーム全体の堅牢性と運用効率は飛躍的に高まります。

移行に伴う埋め込みコストをOpenAI側が負担する姿勢は、開発者コミュニティからの信頼をさらに強固にするでしょう。ただし、アクセス急増による一時的なレート制限やレイテンシのブレには、引き続き十分な備えが必要です。

情報源 (1)

  1. [1]
    openai.com(新しいタブで開きます)原文openai.com

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