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業界動向

NVIDIA、Blackwellチップの全面量産を表明 1万3000個を出荷

公開 拡散指数 42

NVIDIAはQ3決算発表で、次世代AIチップ「Blackwell」が本格量産に入り順調に進んでいると説明しました。冷却懸念の報道には直接触れず、今四半期だけで顧客へ1万3000個のサンプルを出荷済みです。フアンCEOは各システムの立ち上がりも極めて順調だと強調しました。

NVIDIA、Blackwellチップの全面量産を表明 1万3000個を出荷
画像:theverge.com

サーバーの冷却トラブルが報じられ、市場に不安が広がる中、Nvidiaはその懸念を圧倒的な数字でねじ伏せました。

同社の2025年度第3四半期決算において、The Informationが報じたBlackwellサーバーの過熱問題について経営陣は直接言及しませんでした。その代わりに強調したのは、Blackwellがすでに本格生産体制に入り、全力で前進しているという事実です。

冷却問題を一蹴する出荷ペースと記録的利益

NvidiaのCFOであるコレット・クレス氏によると、同社は当四半期中にすでに1万3000個のBlackwellサンプルを顧客に出荷しました。

CEOのジェンスン・フアン氏も、Blackwellによる成果はすでに数十億ドル規模で測定できると述べ、顧客環境での稼働立ち上げが進んでおり状態は非常に良好だと投資家に説明しました。

かつて同社を支えたゲーミング事業の売上は四半期あたり20億から30億ドルにとどまる一方、データセンター部門の売上は307億ドルに達し、全体の売上高350億ドルの大半を占めています。

純利益の伸びも驚異的です。第1四半期の148億ドル、第2四半期の166億ドルに続き、今期は193億ドルを記録しました。マイクロソフトの247億ドルやアップルの214億ドルに迫る規模です。

また、新チップへの移行期でありながら現行製品の需要も衰えていません。昨年発表されたH200は同社史上最速のペースで売上が拡大しており、初代AIブームを牽引したH100を含むHシリーズ全体の需要は、来年の大半を通じて継続すると見込まれています。

なぜ重要か

市場が最も恐れていたのは、Blackwellの設計トラブルによるAIインフラ整備の停滞でした。しかしNvidiaは、すでに1万3000個のサンプルを現場に送り込みつつ、前世代のH200をフル稼働で売ることで、顧客の投資意欲を途切れさせない巧みな供給コントロールを見せています。

業界全体で見れば、NvidiaとライバルのAMDがチップの開発サイクルを従来の2年から1年へと短縮した影響は絶大です。毎年新世代が投入されることで、データセンター内では複数世代のチップが併用される状態が常態化し、巨額の研究開発費についていけないインテルなどの競合をさらに引き離しています。

一方で、開発期間を極端に縮めたことによるひずみは無視できません。今回噂された冷却や電力供給の課題は、物理的限界に挑むハードウェア開発において今後も再発するリスクをはらんでいます。また、インフラへの投資額が雪だるま式に膨らむなか、それを使う側のAIアプリケーションが十分な利益を生み出せるのかという根本的な問いは、依然として残されています。

情報源 (1)

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    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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