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Win11標準「ペイント」にDALL-E 3実装、「Cocreator」で画像生成が可能に

公開 拡散指数 38

MicrosoftはWindows 11の標準「ペイント」アプリ向けに、DALL-E 3を統合した「Cocreator」機能の一般提供を開始した。ツールバーの専用ボタンからテキストを入力するだけでAI画像を生成できる。なお、利用にはサイドパネルから数日のウェイティングリスト登録が必要な場合がある。

Win11標準「ペイント」にDALL-E 3実装、「Cocreator」で画像生成が可能に
画像:windowslatest.com

マイクロソフトは2017年、Paint 3Dへの移行に伴い「ペイント」を廃止しようとしましたが、ユーザーの猛反発を受けて撤回した経緯があります。それから約6年、Windows最古参の標準ツールが、OpenAIの最新画像生成モデル「DALL-E 3」を標準搭載して大幅に進化しました。

マイクロソフトは、Windows 11の全一般ユーザーに向けて、ペイントのDALL-E 3連携機能「Cocreator」の配信を開始しました。Windows Insiderプログラムに参加していない通常環境でも、Microsoft Store経由でアプリを更新すれば利用可能になります。

ツールバーから直接DALL-E 3を呼び出す

Cocreatorは9月26日のイベントで発表され、CanaryやDev、Release Previewチャネルでのテストを経て、今週から正式に一般展開が始まりました。

使い方はシンプルです。ペイントを起動し、ツールバー右端に追加された「Cocreator」ボタンを押すと、画面右側にサイドバーが表示されます。そこに生成したい画像のプロンプトを入力するだけで、AIが画像を生成します。

仕上がりはChatGPT PlusやBing Image Creatorと同等のクオリティで、サイドバー内に複数のバリエーションが提示されます。初心者向けに4ステップのチュートリアルも用意されています。

なお、機能が表示されても初回はサイドバー内でウェイトリストへの登録を求められる場合があり、承認までに数日かかることがあります。

レイヤーと背景削除が揃い、本格的な簡易レタッチへ

最近のペイントの進化はCocreatorだけではありません。直前のアップデートでは、長年望まれていた「レイヤー機能」と、ワンクリックで被写体を切り抜く「背景の削除」が追加されています。

つまり、AIで背景を生成し、別のレイヤーで生成したキャラクターの背景をワンクリックで削除して重ねるといった合成作業が、ペイント単体で完結するようになりました。

なぜ重要か

独立した新アプリを作るのではなく、誰もが知る「ペイント」に最高峰の生成AIを組み込んだ点は非常にスマートだと考えられます。

一般ユーザーにとって、月額サブスクリプションを払って専用ツールを使ったり、Discord上で画像生成したりするハードルは依然として高いままです。ペイントならOS標準で即座に起動し、手軽なスライド用イラストやちょっとした図版の作成が無料で完結します。日常的に軽い画像作成をする人なら、今すぐ試す価値があります。

業界の視点で見れば、OSによる「機能の標準搭載」がどれほど強力かを改めて見せつけました。簡易的な画像生成や背景切り抜きだけを提供する単機能Webサービスは、Windowsの標準機能と直接競合することになり、大きな打撃を受けるはずです。

一方で、ウェイトリストが残っていることから分かる通り、DALL-E 3の稼働には膨大なクラウド計算リソースが必要です。今後利用者が急増した際に、無料のまま無制限で提供され続けるのか、あるいは利用枠などの制限が設けられるのかは注視しておく必要があります。

情報源 (1)

  1. [1]
    windowslatest.com(新しいタブで開きます)原文windowslatest.com

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