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AIツール

Meta、「Horizon」向け環境生成ツールを一般公開 対話型LLM NPCも予告

公開 拡散指数 33

Metaはクリエイター向けツール「Worlds Desktop Editor」にて、プロンプトから空間全体を構築できる「Environment Generation」を全クリエイターに提供開始した。さらに、音声で動的に対話できるLLM搭載の具身NPCツールも近日中に提供すると予告した。

VR空間を一から作り、NPCにセリフを喋らせる作業は、これまで膨大な手間がかかるクリエイター泣かせの作業でした。

Metaはクリエイター向け制作ツール「Worlds Desktop Editor」において、プロンプトから景観を自動生成する「Environment Generation」を全ユーザー向けに提供開始しました。

あわせて、プレイヤーの音声にリアルタイムで受け答えする「身体を持った対話型LLM NPC」も間もなく実装すると発表しました。

テキストで地形を作り、NPCに命を吹き込む

今回正式提供されたEnvironment Generationは、テキストプロンプトや詳細なパラメータ設定を使って、テーマに沿ったフィールドや景観をまるごと生成できる機能です。

生成されたアセットはキットバッシュ(既存パーツの組み換え)にも対応しており、ゼロから手作業でモデリングしなくても短時間でプロトタイプを立ち上げられます。

さらに注目のアップデートが、近日登場予定のLLM搭載型NPCです。従来のテキストボックス型のNPCとは異なり、VRやモバイルの空間内に3Dアバターとして実体化します。

このNPCはプレイヤーの肉声による呼びかけを聞き取り、自然な音声で返答します。アップデートされるCharacter Builderを使えば、名前や性格、バックストーリーを設定できるほか、あらかじめ用意した固定セリフとLLMによる自由対話を組み合わせて制御することも可能です。

年内には、AIが空間内のアクションを起こす機能の追加も予告されており、NPCがただ喋るだけでなく実際に動くようになります。

なぜ重要か

個人開発者や少人数のクリエイターにとって、このツールは背景アーティストと脚本家を同時に雇うような価値を持ちます。

分岐の多い会話ツリーを一から書かなくても、設定を流し込むだけで生き生きとした村人やショップ店員が作れるようになります。Metaが推奨している釣りワールド「Bobber Bay Fishing」のAI店主Finのように、NPCとの雑談そのものが遊びになる体験が手に入ります。

業界の視点で見ると、MetaはRobloxやフォートナイトといったUGCプラットフォームに対抗するため、AIによる制作コストの引き下げに本気で舵を切っています。VRヘッドセットをかぶって手作業で空間を作る時代から、PC上でAIに下書きをさせる制作スタイルへの転換です。

固定スクリプトと生成AIのハイブリッド型を採用した点は非常に現実的で賢明だと考えられます。AIにすべてを任せると世界観が崩壊しがちですが、重要事項だけスクリプトで縛ればゲーム進行を壊さずに済みます。

多人数が同時に話しかけたときの音声遅延やコスト面など検証すべき点は残りますが、メタバース空間のNPCが「決まったセリフを繰り返す看板」から卒業する日は近そうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    developers.meta.com(新しいタブで開きます)原文developers.meta.com

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