Meshy-3公開:高品質な彫刻スタイルとPBR質感に対応、画像からの3D生成も刷新
Meshy は「Meshy-3」をリリースした。Text to 3D に「彫刻」スタイルと PBR テクスチャ生成が加わり、法線や変位マップを含む高精度モデルを数分で書き出せるようになった。画像から 3D への変換機能も刷新され、不要な歪みを直す修復ツールも備える。
AIで生成した3DモデルをBlenderやゲームエンジンにインポートしたことがある人なら、動的なライティングを当てた瞬間にテクスチャがプラスチックのように浮いてしまう落胆をよく知っているはずです。
2023年4月のサービス開始から1周年を迎えた3D生成AIツールMeshyは、最新版となるMeshy-3を公開しました。今回のアップデートは、テキストからの3D生成機能の大幅強化と、刷新された画像からの3D生成パイプラインが主軸です。
高ポリゴン彫刻と本格的なPBRマップ生成
テキストから3Dを生成する機能に、新たに「Sculpture(彫刻)」スタイルが追加されました。
このスタイルを選ぶと、AIが生成したディスプレイスメントマップを活用し、数分でフォトグラメトリ品質を目指した高ポリゴンモデルを書き出します。モデルにはディスプレイスメント、ノーマル、曲率、AO(環境遮蔽)といったPBRテクスチャマップが一括でベイクされており、そのままBlenderなどのDCCツールやゲームエンジンに持ち込めます。
また、マルチマテリアルやライティングへの適応を高める「PBR」スタイルも用意され、光の当たり方による不自然さを抑えられるようになりました。
画像からの生成刷新とスマート修復
画像から3Dを起こすパイプラインもゼロから再構築され、ベースメッシュの形状の自然さとテクスチャ解像度が向上しました。
あわせて、AI特有の不具合である不要な目やテクスチャのズレを手動修正できる「スマートヒーリング」ツールが追加されました。適切な指定が難しいプロンプト作成を補助するプロンプトヘルパーや、コミュニティバッジ機能も実装されています。
なぜ重要か
インディーゲーム開発者や3Dアーティストにとって、Meshy-3は実務パイプラインへの歩み寄りを示しています。従来の生成3Dアセットはライティング情報がテクスチャに直接焼き込まれていることが多く、動的なゲームシーンでは使い物になりませんでした。
法線マップやディスプレイスメントマップを個別に吐き出せるようになった点は、非常に現実的でスマートな判断だと私たちは考えます。背景のプロップや石像、彫刻といった静的アセットのベース制作であれば、数時間のモデリング作業を数分に短縮できる実用度があります。
一方で、リトポロジーの課題は依然として残っているように見えます。生成されるメッシュがクアッド構成で整えられていなければ、キャラクターのようにスキニングやアニメーションを施すモデルへの流用は依然として手作業が必要です。まずは背景美術や小物のプロトタイプ制作から試してみるのが賢い使い方と言えます。
情報源 (2)
- youtube.com(新しいタブで開きます)原文youtube.com
- meshy.ai(新しいタブで開きます)報道meshy.ai