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xAI、画像・動画生成「Grok Imagine」を期間限定で無料開放 音声付き15秒動画に対応

公開 拡散指数 59

イーロン・マスク氏はxAIの画像・動画生成ツール「Grok Imagine」を世界中で期間限定で無料開放すると発表した。iOSとAndroidに対応し、OpenAIのSoraにはまだない音声付き15秒動画の生成が可能。xAIはGrok 4の無料提供も進めており、ユーザー獲得を加速させている。

xAI、画像・動画生成「Grok Imagine」を期間限定で無料開放 音声付き15秒動画に対応
画像:techcrunch.com

OpenAIがGPT-5の批判対応に追われる隙を突き、イーロン・マスク率いるxAIが一気に攻勢へ出ました。

マスク氏は8月14日、X上でAI画像・動画生成ツール「Grok Imagine」を世界中の全ユーザー向けに期間限定で無料開放すると発表しました。あわせて最新の主力推論モデル「Grok 4」へのアクセスも無料枠に開放されており、有料プラン未加入でもxAIの最新技術を試せる状態になっています。

音声付き15秒動画を生成、ただし無料版には制限も

Grok Imagineは今月上旬、SuperGrokおよびX Premium+の加入者向けにiOSとAndroidアプリで順次提供が始まった機能です。最大の特徴はその生成速度の速さと、15秒の動画にネイティブな音声が付随する点にあります。OpenAIのSoraがまだ一般提供で音声同期を実現できていないなか、一歩先を行く仕様です。

ただし無料版にはいくつかの線引きがあります。話題を呼んだ過激な描写を許容する「Spicy」モードや、Custom、Normal、Funといった画風プリセットは無料枠では利用できない模様です。またメディアの検証によると、生成した画像や端末からアップロードした写真を数秒で動画化できるものの、無料版では動画化の際にテキストプロンプトで動きを指定することができません。

一方で、セーフティの緩さは依然として際立っています。実測では世界各国の著名人や有名人の画像を容易に生成して動画化でき、版権キャラクターも出力可能でした。GoogleのVeo 3やOpenAIのSora、Runwayなどが実在の人物プロンプトを厳格に禁止しているのとは対照的です。

GPT-5失速の隙を突くGrok 4の無料開放

動画生成と並行して、最新モデル「Grok 4」も無料ユーザーへ開放されました。通常は自動ルーティングで複雑な質問がGrok 4へ送られますが、Expertモードを選べば直接呼び出すことも可能です。利用上限は明確にされていませんが、報道では1日5回や12時間で10回程度とみられています。

Grok 4は7月10日に発表され、推論性能や処理速度でGPT-5やClaude 3.5に匹敵するとされていましたが、これまでは有料会員限定でした。このタイミングでの無料開放は、GPT-5に不満を募らせるユーザーの受け皿を狙ったものとみられます。GPT-5はコミュニティ上で「無難で退屈」「企業のベージュ色のゾンビ」などと批判されており、OpenAIがGPT-4oへの再アクセスを認めるなどの火消しに追われるなか、マスク氏が絶妙なタイミングで乗り換える選択肢を突きつけた形です。

なぜ重要か

今回の施策は、ライバルの失策を逃さずシェアを奪いにいく極めてアグレッシブな一手だと評価できます。GPT-5の過度な安全性重視や味気なさに嫌気が差していた開発者やクリエイターにとって、音声付きの高速動画生成と高性能な推論モデルをタダで試せる価値は非常に高いと言えます。

しかし、このやり方には明らかな火種も潜んでいます。実在の人物や著作権キャラクターを容易に動画化できる仕様は、ディープフェイクや権利侵害をめぐる深刻な法的リスクと隣り合わせです。大手競合が厳しいガードレールを設けているのは企業向けビジネスや法的責任を見据えているからであり、バイラルな話題性だけを優先するxAIの姿勢は、将来的に規制当局や権利者からの激しい反発を招く可能性が高いと考えられます。

情報源 (3)

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    @elonmusk(新しいタブで開きます)原文x.com
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