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GoogleがAgentspaceを発表:企業向けAIエージェントと社内データ検索を統合

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Googleは企業向けプラットフォーム「Google Agentspace」を発表しました。Geminiの推論力と検索機能を組み合わせ、社内データやJira、SharePointなどの外部ツールを横断して自律エージェントを動かせます。企業向けNotebookLM Plusも導入され、早期アクセスプログラムの受付が始まっています。

GoogleがAgentspaceを発表:企業向けAIエージェントと社内データ検索を統合
画像:cloud.google.com

社内ドキュメントを1つ探すためだけに、メールやチャットツール、クラウドストレージを行き来して時間を浪費した経験は誰にでもあるはずです。

Googleの調査によると、企業の従業員は1つの質問に答えを出すために、平均して4〜6種類ものツールを使い分けているといいます。

こうした情報のサイロ化を解消するため、Googleはエンタープライズ向けAIエージェントプラットフォーム「Google Agentspace」を発表しました。なお、このエージェント基盤技術は今後Gemini Enterpriseの中核機能としても統合されます。

話題のNotebookLMを企業へ、アプリ横断の自動化も実現

Agentspaceの大きな目玉は、話題を集めた「NotebookLM」の企業向けエディションであるNotebookLM Plusの導入です。

おなじみのポッドキャスト風の音声概要機能が利用できるほか、実験版のGemini 2.0 Flashも順次展開され、業務利用に耐えるセキュリティとプライバシー保護が施されています。

さらに強力なのが企業内マルチモーダル検索機能です。ドキュメントやメールなどの非構造化データと、データベースの表などの構造化データを横断して検索し、自動翻訳も行います。

Google Driveだけでなく、競合であるMicrosoft SharePointやJira、Confluence、ServiceNowといった外部ツールと連携できるコネクタがあらかじめ用意されている点も特徴です。

「未対応のJiraチケットを抽出して担当マネージャーにメールで要約を送る」といった、アプリをまたぐ複数ステップの作業も自然言語の指示ひとつで実行できます。

ローコードで自作も可能、大手企業が先行導入

定型業務の自動化に向けて、経費精算や法務、エンジニアリング向けの専門エージェントを立ち上げることも可能です。

Googleは近日中に、プログラミング知識がなくても視覚的に独自エージェントを作成できるローコードツールの提供も予定しています。

企業のIT部門が最も懸念するセキュリティ面については、ロールベースのアクセス制御(RBAC)やVPCサービスコントロール、IAM統合など、厳格な権限管理体制が組み込まれました。

すでにデロイトやノキア、デカトロン、ブラジルのBanco BVなどが早期アクセスプログラムに参加しています。

なぜ重要か

Microsoftが先行するエンタープライズAI市場に対し、Googleが極めて実用的な対抗手段を打ち出してきたと言えます。

今回の展開で賢いと感じられるのは、すでにユーザー人気を獲得しているNotebookLMを入り口にした点です。長大な社内資料を音声対話に変換できる機能は、AIツールに食傷気味な現場の従業員にとっても導入のハードルが非常に低くなります。

また、自社エコシステムに固執せず、SharePointなど他社サービスとの接続を最初から認めた点も現実的です。大企業のデータは単一のクラウドに収まっていないことが多いため、この柔軟性は普及の鍵になります。

一方で、情報を検索・要約する段階から、実際にメール送信やチケット更新といったアクションをAIに任せる段階に進むには、権限設定や誤動作防止のハードルが依然として残ります。現時点ではまず社内ナレッジの横断検索や資料要約ツールとして試すのが賢明でしょう。

情報源 (1)

  1. [1]
    cloud.google.com(新しいタブで開きます)原文cloud.google.com

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