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Google CloudにGeminiが全面導入:Duet AI刷新でコード全体を把握

公開 拡散指数 62

Google Cloudは「Gemini for Google Cloud」を発表した。Duet AIはGemini Code Assistへと刷新され、Gemini 1.5 Proにより企業全体のコードベースを把握した支援が可能になった。さらにクラウド運用やセキュリティ、BigQueryにもAIアシスタントを展開する。

Google CloudにGeminiが全面導入:Duet AI刷新でコード全体を把握
画像:cloud.google.com

Googleは、同社のクラウド基盤全体をGeminiで本格的に刷新しました。

年次イベント「Cloud Next」にて、Googleは「Gemini for Google Cloud」を発表しました。開発支援、インフラ運用、セキュリティ、データ分析の全域に生成AIを統合する動きです。従来の「Duet AI for Developers」は「Gemini Code Assist」へと改称され、業界最大級となる100万トークンのコンテキストウィンドウを備えたGemini 1.5 Proが投入されます。

Google Cloudの年間収益ランレートは360億ドルに達し、5年前の5倍規模に拡大しています。資金調達を受けた生成AIスタートアップの60%以上、生成AIユニコーン企業の約90%が同社クラウドを利用しているという数字も公表されました。

開発、運用、セキュリティを横断支援

Gemini Code Assistは、VS CodeやJetBrainsなどの主要エディタに対応し、GitHub、GitLab、Bitbucket、オンプレミスなど、プライベートコードベースの保管場所を問わず接続可能です。非公開プレビュー中のフルコードベース認識機能により、プロジェクト全体の依存関係を把握したリファクタリングやコードレビューが行えます。

運用面では、Gemini Cloud AssistがGoogle Cloudコンソール上でシステム設計の生成やログ解説、障害の根本原因の特定をチャット形式で支援します。セキュリティ領域では、ChronicleにGeminiが組み込まれ、Mandiantの脅威インテリジェンスと連携した調査の自動化や修正提案を提供します。

また、BigQueryには自然言語でクエリ生成やデータパイプライン構築、可視化までを一貫して行える「データキャンバス」が導入されました。Gemini 1.5 Pro自体も180以上の国と地域でAPIおよびVertex AI経由の公開プレビューとなり、ネイティブの音声理解やJSONモードが追加されています。

なぜ重要か

私たちは、今回の発表の最大のポイントは「100万トークン」という長大なコンテキストを実際のエンタープライズ業務に落とし込んだ点にあると考えています。従来のAIコーディング支援は単一ファイル周辺の補完にとどまりがちでしたが、コードベース全体や膨大なシステムログをそのまま読み込ませることで、大規模な仕様変更や障害調査の実用性が大きく引き上がります。

開発者やクラウド運用担当者にとって、大規模なレガシーコードの移行やマルチリポジトリの管理を抱えているなら、試してみる価値は十分にあります。

業界全体で見れば、MicrosoftのGitHub Copilotに対する強力な対抗策となります。開発者ツールのシェアでは先行を許しているものの、自社製TPU v5pからBigQuery、セキュリティ基盤までを垂直統合した総合力で差別化を図る狙いが見て取れます。ただし、コアなプライベートコードや機密インフラの情報をどこまでAIに委ねられるかという企業のセキュリティ懸念を払拭できるかが、普及の鍵を握りそうです。

情報源 (3)

  1. [1]
    cloud.google.com(新しいタブで開きます)原文cloud.google.com
  2. [2]
    blog.google(新しいタブで開きます)報道blog.google
  3. [3]
    developers.googleblog.com(新しいタブで開きます)報道developers.googleblog.com

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