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DropboxがAI検索「Dash」を大幅刷新:動画・音声検索やSlack連携文書生成に対応

公開 拡散指数 36

DropboxはAI検索ツール「Dash」をアップデートした。テキストに加え音声・動画・画像の検索や社内人材検索に対応。さらにSlackやFigmaなど外部アプリの情報を横断集約し、企画書やメモを自動作成する執筆機能や機密除外設定を追加した。

DropboxがAI検索「Dash」を大幅刷新:動画・音声検索やSlack連携文書生成に対応
画像:techcrunch.com

仕事のメモを1本作るだけでも、Slackの過去ログを漁り、Zoomの録画を確認し、JiraのチケットとFigmaの画面を行き来する。ツールの間を行ったり来たりする作業は、現代のナレッジワーカーにとって最大の時間泥棒です。

Dropboxは4月24日、2023年に発表したAI検索ツール「Dash」の大幅な機能拡張を発表しました。散らばった業務情報のハブになることを目指したアップデートです。

検索だけでなく、社内ナレッジの横断と文書生成へ

今回の機能強化で最も大きいのは、検索対象がテキスト以外にも広がった点です。AIが画像、音声、動画の内容まで理解できるようになり、録画データやビジュアル素材の中から必要な場面を探し出せるようになりました。

また、プロジェクトに関わった担当者や特定分野の専門家を探し出せる人物検索機能も追加されました。誰に聞けばいいか分からないという社内の情報断絶を解消する狙いです。

昨年リリースされた法人向け「Dash for Business」に対しては、IT管理者が検索結果から機密文書を除外できるセキュリティ制御機能が追加されました。

さらに、単一ファイルの要約にとどまらず、新しい執筆支援機能も搭載されました。メール、会議の議事録、社内文書など複数のデータソースから情報を横断して抽出し、プロジェクト計画書や業務メモの初稿をDash上で一括作成できます。

連携先も拡充され、Slack、Zoom、Microsoft Teamsといった対話ツールから、Figma、Canva、Jiraなどのデザインや進捗管理ツールまで幅広くカバーしています。

なぜ重要か

複数のSaaSを併用して情報がバラバラになっている現場にとって、アプリの垣根を越えて情報を集め、書類の下書きまで作ってくれる機能は実用的です。コピペ作業に追われている人なら試す価値は十分にあります。

Dropboxのビジネスという観点でも、この動きは必然と言えます。オンラインストレージの単体機能だけでは差別化が難しく、GoogleやMicrosoftが自社のオフィススイートに強力なAIを組み込むなか、Dropboxは単なるファイルの保管庫から情報中枢へ進化する必要があります。

自前のオフィスツールで巨人と正面衝突するのではなく、他社の有名SaaS同士を結びつける中立的な接着剤に徹するやり方は賢明だと考えられます。

一方で課題もあります。他社プラットフォームのAPI仕様変更や連携の深さに依存せざるを得ない点に加え、Microsoft Copilotなどのエコシステム側が外部連携を強化した場合、サードパーティの検索レイヤーにどこまで追加コストを払う企業がいるかは未知数です。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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