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DoorDash、自社製配送ロボ「Dot」発表 車の10分の1サイズで最高時速20マイル

公開 拡散指数 32

DoorDashは自社開発の自動配送ロボット「Dot」と自律配送プラットフォームを発表した。Dotは自動車の10分の1のサイズで、最高時速20マイルで車道や歩道を走行する。AIが配達員、ロボット、ドローンから最適な配送手段をリアルタイムで割り当てる設計で、米アリゾナ州で早期テストを開始した。

画像:about.doordash.com

フードデリバリー大手のDoorDashは自社開発した自動配送ロボット「Dot」を発表しました。開発を手掛けたのは同社の研究開発部門であるDoorDash Labsです。

あわせて、人間とロボット、ドローンを最適に組み合わせる新システム「Autonomous Delivery Platform」の運用も開始します。

車の10分の1サイズで車道も走る配送ロボ

Dotは、一般的な乗用車の約10分の1というコンパクトな電動ロボットです。最高時速は20マイル(約32キロ)に達します。

歩道専用の低速ロボットとは異なり、車道、自転車レーン、歩道、私道の間をシームレスに行き来できるように設計されているのが特徴です。DoorDash Labsを率いる共同創業者のStanley Tang氏は、「歯磨き粉1本や紙おむつ1パックを届けるために、わざわざフルサイズの自動車を走らせる必要はない」と開発の背景を語っています。

車体のサイズやセンサーの構成は、同社がこれまで手掛けてきた100億回以上の配達データをもとに決定されました。商用展開の第1弾として、まずは米アリゾナ州のテンピとメサの両市で先行アクセスプログラムが始まります。

配達員、ロボット、ドローンをAIが瞬時に配車

今回発表された「Autonomous Delivery Platform」は、いわば配達網全体のAI司令塔です。

注文が入ると、配送距離や速度、コスト、積載重量などをリアルタイムで計算し、人間の配達員(Dasher)に頼むか、Dotを走らせるか、あるいはドローンや歩道用ロボットに任せるかを自動で振り分けます。

店舗向けには、商品の正確性やドローン配送などの重量制限をチェックするAIツール「SmartScale」も提供されます。同社は、人間が今後も配達の大半を担う方針に変わりはなく、Dotのような自動化技術によって、人間はより単価が高く細やかな配慮が必要な配達に集中できるようになると説明しています。

なぜ重要か

即時配達ビジネスにおいて、ラストワンマイルのコスト削減競争はソフトウェアから専用ハードウェアの領域へ突入しました。

利用者や加盟店にとっては、ピーク時や深夜帯の少額注文でも、配達員の空き状況に左右されず素早く安価に届くようになるメリットがあります。ただし、現在利用できるのはアリゾナ州の限られたテスト地域のみです。

DoorDashの着眼点は極めて合理的です。歩道をノロノロ走る従来型ロボットは効率が悪く、乗用車タイプの自動運転車はコストが高すぎました。最高時速32キロで車道や自転車レーンも走行できる小型車両は、近隣配送における速度とコストの絶妙な落としどころと言えます。

課題となるのは、気候条件と各地の道路規制です。道路幅が広く雨の少ないアリゾナ州で機能しても、雪の降る都市や階段の多い過密地域で同じように走行できるかは未知数です。それでも、100億回超の実配送データとAI配車網を持つ同社が自前で車両を固めてきたことは、競合他社にとって大きな脅威になるはずです。

情報源 (1)

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    about.doordash.com(新しいタブで開きます)原文about.doordash.com

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