ChatGPTの週間アクティブユーザーが2億人を突破、1年で倍増
OpenAIは木曜日、ChatGPTの週間アクティブユーザー数が2億人に達したと発表した。昨年11月の1億人から約1年で倍増。GPT-4oの提供や無料ユーザーへの機能開放が成長を後押しし、フォーチュン500企業の92%がOpenAI製品を採用しているという。

生成AIのブームは一過性のもので、そろそろ落ち着くだろうと考えていたなら、OpenAIが発表した最新の数字はその見方を完全に覆すものです。
OpenAIは木曜日、ChatGPTの週間アクティブユーザー数が2億人を突破したことを明らかにしました。同社が2023年11月に報告していた週間アクティブユーザー数は1億人だったため、およそ1年で利用者が倍増した計算になります。
無料ユーザーの機能拡充と法人利用の爆発
この急成長を支えているのは、機能強化と無料プランへの思い切った開放です。
OpenAIは春のアップデートでGPT-4oを発表し、進化させた音声モードを公開しました。さらに重要なのは、それまで有料のChatGPT Plus限定だった画像やドキュメントのアップロード、GPT Storeの利用、高度なデータ分析といった機能を無料ユーザーにも開放したことです。
一般ユーザーだけでなく、エンタープライズ領域の伸びも際立っています。
同社によると、米フォーチュン500企業の実に92パーセントがOpenAIの製品を利用しています。また、7月に軽量モデルのGPT-4o miniをリリースして以降、APIの利用量は2倍に急増しました。
競合も同様に勢いを増しています。同日、MetaもオープンソースモデルLlamaの累計ダウンロード数が3億5000万件に近づいており、前年の10倍に達したと発表しました。
なぜ重要か
一般ユーザーやビジネスパーソンにとって、現在のChatGPTはかつてないほど試す価値が高まっています。かつて月額20ドルの有料会員にしか許されなかったデータ分析や資料読み込みが無料で行えるため、実務の作業効率化ツールとしてすぐに現場で役立ちます。
業界全体で見れば、週2億人という規模は圧倒的なネットワーク効果を生み出します。単にベンチマークスコアが高い後発モデルが登場したとしても、すでに日常の道具として定着したChatGPTのシェアを奪うのは極めて困難です。MetaのLlamaが3.5億ダウンロードを記録したこととあわせ、市場は独自基盤とオープンソースの二大陣営による寡占化が進んでいると見られます。
OpenAIの無料開放戦略は、競合するサードパーティのツールを牽制しつつ利用者を囲い込む手としては極めて巧みだったと私たちは考えます。一方でGPT-4o miniによってAPIへの誘導も着実に進めています。
ただし、これだけ膨大な無料ユーザーの推論処理を毎週支え続けるための計算コストは天文学的です。この圧倒的なトラフィックを安定した法人収益やAPI課金へ確実に転換できなければ、規模の拡大がそのまま巨額のコスト負担としてのしかかり続けるリスクを抱えています。
情報源 (1)
- zdnet.com(新しいタブで開きます)原文zdnet.com